【なぜホンダと日産の方が上!?】 王者トヨタのハイブリッド率が意外と低いワケ


なぜ絶対王者トヨタのHV比率は意外と低いのか

ルーミーは2019年5月に7728台を販売。姉妹車のタンク(同6268台)と合わせると、同月1位のプリウスを超える台数を売り上げた人気車だが、ハイブリッドは設定されていない

 一方、トヨタはハイブリッド専用車のプリウスとアクアが好調に売れる一方で、カローラ、ヴィッツ、ヴォクシー/ノア/エスクァイアなどは、ガソリンエンジン車の比率が高い。

 さらにトヨタはダイハツを完全子会社としているから、日産やホンダと違って、軽自動車には力を入れない(一応ダイハツ製OEM軽自動車は用意している)。

 そのためにルーミー&タンク、パッソ、ポルテ&スペイドなど、ハイブリッドを設定しない車種がN-BOXと同程度のコンパクトカーも堅調に売れている。これらがハイブリッド比率の上昇に歯止めを掛けた。

 表現を変えれば、トヨタはハイブリッドを育てた老舗でありあながら、ハイブリッドへ過度に依存しないバランスの取れた商品開発と販売が強みになっている。

 これはトヨタ車の魅力が多岐にわたることも意味する。

 例えばノートの売れ行きはハイブリッドシステムのe-POWERに負うところが大きいが、ルーミー&タンクはガソリンエンジンのみだから、機能の総合力で勝負せねばならない。

 この商品力の幅広さがあるから、トヨタは登録車市場で46%のシェアを占める。

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 以上のように、トヨタが日産やホンダと異なるのは、どのようなユーザーにも対応できる商品をそろえることだ。

 かつては日産やホンダも多彩な売れ筋車種を用意したが、今では海外向けの商品を増やしたこともあり、魅力がハイブリッドに特化されてしまった。

 トヨタは今でも国内市場に重点を置くから、ハイブリッドとノーマルエンジンのバランスを保っている。

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