25年ルールが適用される2024年にはさらに高騰!
―となると、それってある意味「バブル」とも言えると思うのですが、いつかバブルがはじけて暴落するんじゃないですかね?
船本さん:それもないでしょうね。といいますのは、アメリカの「25年ルール」の解禁日が近づいているからです。
―25年ルールというのは、「製造後25年が経過したクルマはクラシックカー扱いになって連邦自動車安全基準の適用外となるため、それまではアメリカ国内に持ち込むことができなかった車種でも輸入が可能になる」ってやつですね。
船本さん:おっしゃるとおりです。2018年にはNSXが解禁になって、NSXタイプRの相場が暴騰したことは記憶に新しいかと思いますが、R34GT-Rも、初期型は2024年に解禁となります。
―解禁になると、上がりますかね?
船本さん:条件の良いタマは絶対に上がりますね。……わたしも長いこと車屋をやってますが、これまでお客様に「○○の相場は絶対に上がります」と言ったことは一度もないんですよ。
なぜならば、未来のことなんて誰にもわかりませんから。でもR34GT-Rについては今、車屋として初めてお客様に申し上げてるんです。「2024年以降、絶対に上がっちゃいます!」って。
―たはーっ、そうですか……。では船本さんから「相場の未来予想図」を頂戴したいと思います。まずはR34GT-R相場の「総論」から。
船本さん:うーん、もちろん私も正確に見通せるわけではないのですが、34GT-R全体の相場は「2024年まで横ばい、またはじり上げ。そして2024年に再び高騰」という感じになりそうです。
―2024年までは鋭角に上がり続けるのではなく、横ばいまたはじり上げですか?
船本さん:もちろん100%の確証があるわけじゃありません。でも、ここ最近の相場は「行き過ぎてる」と感じるんですよね。未来の価格をすでに織り込んでいるというか。そのため、しばらくは調整局面が続くのではないかと見ています。
―なるほど。そしてアメリカで25年ルールが解禁となる2024年にドカン! と上がると。
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