【R34 GT-R 2カ月で200万円暴騰!!!】急騰する価格事情と「5年後3000万円説」

25年ルールが適用される2024年にはさらに高騰!

―となると、それってある意味「バブル」とも言えると思うのですが、いつかバブルがはじけて暴落するんじゃないですかね?

船本さん:それもないでしょうね。といいますのは、アメリカの「25年ルール」の解禁日が近づいているからです。

―25年ルールというのは、「製造後25年が経過したクルマはクラシックカー扱いになって連邦自動車安全基準の適用外となるため、それまではアメリカ国内に持ち込むことができなかった車種でも輸入が可能になる」ってやつですね。

船本さん:おっしゃるとおりです。2018年にはNSXが解禁になって、NSXタイプRの相場が暴騰したことは記憶に新しいかと思いますが、R34GT-Rも、初期型は2024年に解禁となります。

第2世代最後となるRB26DETT型を搭載。最高出力&最大トルクは280ps/40.0kgm。ターボチャージャーはギャレット社製C100-GT25型ツインボールベアリングのセラミックタービンを採用。ヘッドカバーは赤く塗装され「SKYLINE  GT-R NISSAN」の文字が印刷されたプレートが装着された。Nürにおいては金色のカバーが採用されている(写真)
第2世代最後となるRB26DETT型を搭載。最高出力&最大トルクは280ps/40.0kgm。ターボチャージャーはギャレット社製C100-GT25型ツインボールベアリングのセラミックタービンを採用。ヘッドカバーは赤く塗装され「SKYLINE GT-R NISSAN」の文字が印刷されたプレートが装着された。Nürにおいては金色のカバーが採用されている(写真)

―解禁になると、上がりますかね?

船本さん:条件の良いタマは絶対に上がりますね。……わたしも長いこと車屋をやってますが、これまでお客様に「○○の相場は絶対に上がります」と言ったことは一度もないんですよ。

 なぜならば、未来のことなんて誰にもわかりませんから。でもR34GT-Rについては今、車屋として初めてお客様に申し上げてるんです。「2024年以降、絶対に上がっちゃいます!」って。

2000年10月のマイナーチェンジ時にVスペックに代わり登場したVスペックII。 <br>新車価格は 574万8000円 。NACAダクト付きカーボンボンネットが特徴
2000年10月のマイナーチェンジ時にVスペックに代わり登場したVスペックII。
新車価格は 574万8000円 。NACAダクト付きカーボンボンネットが特徴

―たはーっ、そうですか……。では船本さんから「相場の未来予想図」を頂戴したいと思います。まずはR34GT-R相場の「総論」から。

船本さん:うーん、もちろん私も正確に見通せるわけではないのですが、34GT-R全体の相場は「2024年まで横ばい、またはじり上げ。そして2024年に再び高騰」という感じになりそうです。

―2024年までは鋭角に上がり続けるのではなく、横ばいまたはじり上げですか?

船本さん:もちろん100%の確証があるわけじゃありません。でも、ここ最近の相場は「行き過ぎてる」と感じるんですよね。未来の価格をすでに織り込んでいるというか。そのため、しばらくは調整局面が続くのではないかと見ています。

―なるほど。そしてアメリカで25年ルールが解禁となる2024年にドカン! と上がると。

GT-R VスペックII Nür(ニュル)のニュルとは、GT-Rがテストコースとして使用していたニュルブルクリンクサーキットからとったもので、R34型GT-Rの生産終了を記念して限定1000台が販売された。新車価格は610万円。エンジン、ウォーターポンプ、エキゾーストマニホールドなどすべてがN1仕様となっており、ヘッドを従来の赤から金色としたN1エンジンにはバランス取りを行っているほか、タービンもN1仕様のメタル製タービンを採用
 Mスペックは乗り心地と上質感を重視した仕様で足回りは専用セッティング。インテリアはハンドメイド縫製の本革ヒーター付きシート、専用ステアリングを装着、シリカブレスの専用色を設定。新車価格はMスペックが595万円、写真のMスペックニュルが630万円
Mスペックは乗り心地と上質感を重視した仕様で足回りは専用セッティング。インテリアはハンドメイド縫製の本革ヒーター付きシート、専用ステアリングを装着、シリカブレスの専用色を設定。新車価格はMスペックが595万円、写真のMスペックニュルが630万円

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