ステランティスジャパンは2024年6月13日、アバルトブランドのガソリンモデルである「F595」および「695」の日本向け生産を同年5月で終了したと発表した。同グループのグローバル戦略の柱である電動化の推進に伴うものだが、惜しい……。
文、写真:ベストカーWeb編集部
■F595と695は在庫販売のみで終了
今回の生産終了に伴い、アバルト正規ディーラーでの取り扱い在庫がなくなり次第、F595と695の国内での販売は終了になる。両モデルともベースはフィアット500。
アバルトF595はそれまで販売されていたアバルト595に代わって2022年7月から販売がスタート。直4、1.4Lターボは最高出力165ps、最大トルク21.4kgmを誇る。ノーマル仕様の595の最高出力145ps、最大トルク18.4kgmからパワーアップしていた。
ちなみに595のホットモデルはコンペティツィオーネで、こちらはF595よりもさらに上の最高出力180ps、最大トルク23.5kgmを発揮するモデル。
また、695はそのさらに上をいくスポーツモデルとして君臨。史上最強のアバルトとして市販された「695ビポスト」はレースカーのアバルト695アセットコルセの公道用モデルとして登場した。
■アバルトブランド感謝のキャンペーンを展開
そんなアバルトブランドは2024年で75周年を迎えた。日本では2009年の販売開始から2022年には年間の販売台数で世界一を記録し、日本国内におけるアバルトブランドの累計販売台数は約2万8000台に至っている。
ステランティスジャパンは今後、アバルトブランドのキャンペーン第1弾として「75th SPECIAL PRESENT CAMPAIGN」を実施する。応募期間は2024年8月18日までで、抽選でアバルトを知り尽くすプロドライバーによるプライベートレッスンをプレゼントするという。
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