WTCCとは、FIA世界ツーリングカー選手権の略称で、F1、WRCなどと同様に、FIAが公認する4輪モータースポーツの世界選手権のひとつ。
WTCCシリーズは、2005年から始まり、日本では2008年に岡山国際サーキットで初開催、その後2011年に鈴鹿に移り、2015年からツインリンクもてぎで開催されるようになった。
そして今回ホンダから、9月3日(土)〜4日(日)にツインリンクもてぎで開催される WTCC第9戦日本ラウンド(9月4日決勝)に道上龍選手が、『Honda Racing Team JAS』から4人目のワークスドライバーとしてスポット参戦することが決定したことが正式発表された。
道上選手は全日本ツーリングカー選手権、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン、全日本GT選手権、スーパーGTシリーズなどで活躍し、日本のトップドライバーとして長きにわたり君臨してきた。
これらの国内最高峰レースで通算11勝、51回の表彰台、11回のポールポジションを記録し、2000年には全日本GT選手権において、NSX-GTをドライブして年間チャンピオンになった、日本を代表するドライバーだ。
その後、レーシングチーム『ドラゴ・コルセ』を結成し、2014年からスーパーフォーミュラシリーズ、2015年からはスーパーGTシリーズで監督を務めている。
これまで多くの日本人ドライバーがWTCCの日本ラウンドにスポット参戦してきたが、今回の道上選手はワークスドライバーとしてワークススペックのシビックタイプRをドライブするので、世界の猛者を相手にベテランの道上選手がどのようなレースを見せてくれるか楽しみ。
道上選手のスポット参戦が決まったWTCCについて簡単にその概要を解説しておこう。
◆2016年の参戦マシン
2016年シーズンは、ディフェンディングチャンピオンのシトロエンを筆頭にホンダ、ラーダ、シボレーに加え、ボルボが参戦を開始し、4メーカーが顔を揃え、それぞれ渾身のマシンで参戦中!
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