BC編集部員の給料の6年分を軽〜く超える超高級車。
そこは何馬力だとか、燃費がどうだとかチマチマしたことはどうでもいい世界。小市民が驚いてしまう秘密がいたるところに隠されている。
今回は本誌、ウカイと馬場がそんなセレブなクルマの知られざる世界に迫る!
一軒家を建てるか、108色あるクルマを買うか!?
スーパーの特売日大好きの小市民の馬場と、値段より質重視のウカイ。
この2人がまずやってきたのが、あのベントレー様が発表した、初めてのSUV、ベンテイガの発表会場。場所は六本木のホテル、グランドハイアット東京のホールだ。
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馬場 どでかいホールですね。受付に金髪女性がいたのでドキマギしましたよ。あ、お紅茶にスイーツがありますよ。ウカイさん、食べます?
ウカイ いいからジッとしてろよ、みっともない! そんなことより見ろよ、ステージ上に鎮座するベンテイガを。先ほどの発表の場で、「ラグジュアリー性とスポーツ性能、オフロード性能、使いやすさが融合した〝真のベントレー〟」と言い切っていた。2695万円という価格のモデルだけに、自信に満ち溢れていた感じだったな。
馬場 ええっ! その金額、八王子あたりに一軒家を建てられるじゃないスか。
ウカイ バカヤロウ。八王子でも2695万円では家は建たねぇぞ。……そんなことより、ベントレーは設計からエンジン、内装まで手作業で仕上げる。
本物を追求する神髄とその価値観が、価格に表われているということだな。本革シートの高級輸入車でも、座面裏側はビニールを使うモデルが多いなか、ベンテイガはしっかりと本革を使っている。さすがという感じだな。
馬場 あ、私もキャベツ買う時、葉の裏側をチェックしますよ(笑)。で、エンジンはリファインした6ℓ、ツインターボの12気筒で、最高出力は608psらしいです。オッタマゲー! ですよね。
ウカイ なにが「オッタマゲー」だよ。このクラスならさほど驚かないよ。それより、ボディカラーが標準で17色あり、オプション含めると全108色!内装の本革も全15色。加えてウッドパネルの種類が7種類と、まさに「あなた色に染めて〜」だな。
馬場 色はありますか?
ウカイ 知らんわ!
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