フェラーリ、ベントレー、ロールスロイスなど高級車が続々登場!! 新ネタ本邦初公開

 BC編集部員の給料の6年分を軽〜く超える超高級車。

 そこは何馬力だとか、燃費がどうだとかチマチマしたことはどうでもいい世界。小市民が驚いてしまう秘密がいたるところに隠されている。

 今回は本誌、ウカイと馬場がそんなセレブなクルマの知られざる世界に迫る!


一軒家を建てるか、108色あるクルマを買うか!?

 スーパーの特売日大好きの小市民の馬場と、値段より質重視のウカイ。

 この2人がまずやってきたのが、あのベントレー様が発表した、初めてのSUV、ベンテイガの発表会場。場所は六本木のホテル、グランドハイアット東京のホールだ。

※※※

 馬場 どでかいホールですね。受付に金髪女性がいたのでドキマギしましたよ。あ、お紅茶にスイーツがありますよ。ウカイさん、食べます?

 ウカイ いいからジッとしてろよ、みっともない! そんなことより見ろよ、ステージ上に鎮座するベンテイガを。先ほどの発表の場で、「ラグジュアリー性とスポーツ性能、オフロード性能、使いやすさが融合した〝真のベントレー〟」と言い切っていた。2695万円という価格のモデルだけに、自信に満ち溢れていた感じだったな。

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5mを超えるでっかいボディにW12気筒エンジンを積むベンテイガ。小山のようなこのクルマ、最高速301㎞/hも出てしまう。お値段2695万円。馬場の給料の6年分以上だ  

 馬場 ええっ! その金額、八王子あたりに一軒家を建てられるじゃないスか。

 ウカイ バカヤロウ。八王子でも2695万円では家は建たねぇぞ。……そんなことより、ベントレーは設計からエンジン、内装まで手作業で仕上げる。

 本物を追求する神髄とその価値観が、価格に表われているということだな。本革シートの高級輸入車でも、座面裏側はビニールを使うモデルが多いなか、ベンテイガはしっかりと本革を使っている。さすがという感じだな。

 馬場 あ、私もキャベツ買う時、葉の裏側をチェックしますよ(笑)。で、エンジンはリファインした6ℓ、ツインターボの12気筒で、最高出力は608psらしいです。オッタマゲー! ですよね。

 ウカイ なにが「オッタマゲー」だよ。このクラスならさほど驚かないよ。それより、ボディカラーが標準で17色あり、オプション含めると全108色!内装の本革も全15色。加えてウッドパネルの種類が7種類と、まさに「あなた色に染めて〜」だな。

 馬場 色はありますか?

 ウカイ 知らんわ!

ひとつの理念がセレブの心をくすぐる

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超静かで、超パワフル。セレブが欲しがるオープンモデルがこれ。重さはなんと2640㎏もある。エンジンは6.6ℓのV12。お値段は3740万円から。馬場の給料の8年分以上  

 ウカイ おう、馬場。次はロールスロイス・ドーンだ。

 馬場 〝ど〜ん〟なモデルなんでしょうか?

 ウカイ おまえのオヤジギャグ、いつも寒すぎ。これはロールスロイスのなかで最も小型のレイスをベースにした〝4シーターオープン〟だな。

 馬場 うほ〜。ロールスロイスというだけでも優雅感が漂うのに、それのオープンカーだなんて、エアコンのある部屋で扇風機を回しているような優雅で贅沢な感じですね。で、このモデル、6.6ℓ、V12ターボで、最高出力は570psなんですよね。

 ウカイ そういうエンジンサイズなどの情報はいち早くつかむんだな。このテのクルマを買う人種はそんな数字は気にとめず、〝クルマの理念〟を大切にするんだよ。

 このドーン、’52年に28台だけ作られた「シルバードーン・ドロップヘッド」を意識しており、そういう部分がセレブの心をくすぐるんだよ。

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/なんでもロールスを購入する年齢が最近は45歳くらいに下がっているという(羨ましい~)。そんな人達に向けたクルマがコレ。6.6ℓのV12を搭載。価格は未定で、年内に発売予定  

 馬場 私の心をくすぐるのは「毎週水曜日は冷凍食品半額デー」だけですよ。

 ウカイ 知らんよ! ……と話をしていたら、5月25日にそのレイスの新バージョンモデル「レイスブラックバッジ」が発表されたぞ。〝ブラックバッジ〟という名前のとおり、マスコットの〝フライング・レディ〟が光沢のある黒色になり、ボディカラーも手作業で丁寧に仕上げた特有の黒というのがポイントよ。

 馬場 いわゆる黒ずくめね。じゃ、エンジンオイルも真っ黒なんでしょう、きっと。

 ウカイ そんな整備不良車はおまえのクルマだけだろ!

マセラティにジャガー。ラグジュアリーSUV花盛り

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 馬場 見てくださいよ、この写真。マセラティ・レヴァンテと私の2ショットです。

 ウカイ オッ、発表会にうまく潜入できたんだな?

 馬場 はい。スイーツを3つもいただきました(笑)。でも正直、価格1080万円、3ℓで最高出力350psと物足らない感じがしませんか。

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ランボルギーニに先んじたイタリアンSUV。3モデルがあり、なんとディーゼルモデルもある。基本エンジンはV6のツインターボ。350ps~。価格はレンジよりも安価な1080万円から  

 ウカイ 言うね〜、おまえも。マセラティジャパンの牧野一夫社長が「SUVである前にマセラティである」と宣言したほど力が入っているモデルだよ。ラグジュアリー感があるのに5つの車高を選べる設定もあり、オフロード走行もお手のもの。

 馬場 あ、でも、ACCや車線逸脱装置などがオプションというのはショボくないスか。

ウカイ ……かもな。で、6月14日に発表されたばかりのSUVもあり、ジャガーF-PACEがそれ。639万円からあるという低価格も魅力。どう馬場、ご購入は?

 馬場 発泡酒を愛する私にはムリっス。2ℓディーゼルの設定に庶民派を感じつつも、「ジャガーが借りてきたネコ」になった気がしてやや寂しさも感じますよね。

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/V6、3ℓ、380psと340psの2種のガソリンと直4、2ℓ、180psのディーゼルエンジンを持つジャガー初のSUV。ボディは80%がアルミの軽量モノコックボディ。価格は639万円〜  

 ウカイ 同情するね〜。でもな、天下のジャガー様だぞ。開発陣が「究極の実用的スポーツカーを作った」という通り、最高出力380psの3ℓガソリンエンジンのモデルは、0-100㎞/h加速が5.5秒と、4WDのSUVとしては俊足を誇るんだよ。

馬場 勉強もできるけど足も速い優等生みたいですね。

あの超高級車、サービスのいい風俗嬢みたい

 馬場 こうもラグジュアリーSUVが続くと、なんだか同じに見えてきますよね……。

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’60年代にあった「250GTベルリネッタルッソ」の名前が復活。こちらは6.3ℓのV12エンジン搭載で、690ps。0-100㎞/h加速はたった3.4秒。お値段3470万円と、馬場の給料の8年分以上だ  

 ウカイ マジか!? 上写真のフェラーリGTC4ルッソが「レヴォーグぽい」と言わねぇだろうな(笑)? 見てのとおり、シューティングブレイクスタイルで4人が座れる。

 馬場 フェラーリなのに4人座れるなんて、サービスのいい風俗嬢みたいスね。

 ウカイ フェラーリに失礼だろ! 330GTCやベルリネッタルッソといったフェラーリの名車に名前が由来する歴史を感じるモデルなんだぞ。現代に走る“スポーツラグジュアリー〟といってもいい。価格は3470万円だッ!

 馬場 ウゲッ。そんなに高くても「フェラーリFFのビッグマイチェン」という噂が……。

 ウカイ それでも金持ちは買うんだよ。さぁ、次。おまえを黙らせてやる。これも5月に発表されたアストンマーチンDB11、最新作のボンドカーの流れを汲むモデルだ。どうだ、格好いいだろう?

 馬場 最高出力608ps、最高速度322㎞/hのモンスターマシンみたいですね。

 ウカイ 詳しいじゃないか。

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/5.2ℓV12エンジンを搭載。最高出力は608ps。0-100㎞/h加速は3.9秒。それでいながら気筒休止やアイドリングストップ機構を持つ。ミッションはZF製の8AT。価格は2380万円  

 馬場 ええ、昔ショーン・コネリーに似ているとよく言われましたから。

 ウカイ ウソつけ! 先代といえるDB9よりエンジンをダウンサイズした5.2ℓがミソで、ツインターボを組み合わせることで走りはより刺激的に。そそるだろぉ〜?

 馬場 リアの〝オバフェン〟のデザインもそそります。国産車はなかなかこういうデザインができないですよね。

 ウカイ 国産車のデザインが遅れている感じがするのがセダン。最後に取りあげるキャデラックのフラッグシップモデル、CT6なんて存在感あるデザインしているだろ?

 馬場 スーパーの国産和牛半額セールのほうが、私にとっっては存在感ありますけど。

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ベンツのSクラスのライバル。しかし中身は省エネ志向で、エンジンは340psを発揮する3.6ℓのV6で、シリンダー休止機構を持つ。価格は998万円。日本では本年9月から発売開始  

 ウカイ アホか! シリンダー休止機構を採用して燃費性能を向上させるなど、エコを考えた技術が搭載されているのも好感が持てるよな。

 馬場 〝好感持てる超高級車〟には太刀打ちできないス(笑)。

 ウカイ どうだ、今回登場したクルマ、退職金前借りしてどれか一台買ってみなよ。

 馬場 退職金、そんなに出ないですよぉ……(トホホ)。


怒濤のSUVラッシュに見るメルセデス・ベンツの戦略

 VWを抜いていまや輸入車ナンバーワンの新車販売台数を誇るメルセデス・ベンツ。かつての高級車だけを作るメーカーではなく、いまや下はAクラスから上はAMGまでラインアップするフルラインメーカーになっている。

 そのメルセデス・ベンツがここのところ怒濤の勢いで発表するのが、車名にGLが付くSUV軍団だ。

もともとSUVマーケットは、クルマ界の埋蔵金市場といわれていたマーケット。その成長は2020年頃まで続くと2000年当時から予想されていた。そこに目を付けた自動車メーカーは、以来いろんなタイプのSUVを登場させている。

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トップレンジのGLS  

 メルセデス・ベンツもSUV戦略は以前から進めていてかつてのMクラスを皮切りに、現在、GLA、GLC、GLE、GLSとGLモデルは4車種をラインアップ。日本市場では358万円から1900万円までのモデルを用意している(Gクラス除く)。

 なぜラインアップの幅が広いのか、それはライバルに顧客を奪われたくないからにほかならない。BMWはX1からX5まで4ラインアップ、アウディはQ3からQ7まで、3ラインアップしている。

 こうしておけば中間層から富裕層までの顧客を囲い込むことができる。もちろん開発にお金をかけたくないから、プラットフォームはセダン系からの流用が多い。

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GLCクーペのライバルはBMW X4 

 乗用車メーカーにとってSUVをやりたがるのは、既存のプラットフォームを使用して車高をちょっと上げて、内装に手を加えれば、価格を引き上げて販売できるから。

 ただ最近は、より差別化を図るためにボディデザインを大きく変えるなど手が込んできているので、かつてよりはコスト高になっているといわれている。

 メルセデス・ベンツは本国でGLCとGLEのクーペモデルもすでに発表ずみ。BMW X4の販売状況を調査して、いけるとなれば日本導入も間違いなし。ますます勢いは加速するもようだ。

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GLA  
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GLC  
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GLE  

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