販売現場から懸念の声もトヨタは消滅を決意
アリオンを扱っているトヨタ店営業マンに聞くと、
「アリオンがプレミオと競合することはあっても、カローラと競合することはこれまでなかった。カローラにアリオンの代わりが務まるとは思えないので、今後アリオンを所有しているユーザーの受け皿がなくなってしまう」と、大幅な車種統合が進むなかで、販売店の現場からは、否定的な声も聞こえてきます。
新型カローラが3ナンバーになったボディサイズのネガ以上に、コロナ・カリーナ・プレミオ・アリオンの系譜よりも、カローラは下位の車種であるというイメージが固まっています。
そのため「5ナンバー高級セダンに乗っている」という思いを持ったプレミオ・アリオンユーザーにそのままカローラが受け入れられるかは、甚だ疑問というのです。
しかしながらトヨタは、カローラにコロナの歴史を背負わせる決意をしたようです。今後カローラ店から飛び出して、高級チャネルのトヨタ店、トヨペット店で取り扱われるカローラが、どのように変貌していくのか注目です。
◆ ◆ ◆
トヨタ4チャネルでの全車種取り扱いは、これまでのチャネルのイメージを払拭し、オールトヨタで戦う姿勢の表れでもあります。
しかし、歴史を築き、強いイメージを持ってきたコロナの系譜を廃止することが、トヨタのセダンイメージに与える影響は大きいと思います。
新型カローラが、これからどのようなイメージ戦略で販売をしていくのか、これまでのような大衆、量産のイメージでは、コロナの伝統を壊してしまうことにもなりかねないでしょう。
コメント
コメントの使い方