【新型カローラ発売でプレミオ終売へ!!】コロナから60年 なぜ伝統セダンは消滅するのか

販売現場から懸念の声もトヨタは消滅を決意

2019年9月発売の新型カローラは、全長4495×全幅1745mmと限りなくプレミオ/アリオンに近いサイズに。価格帯も極めて200万円台で極めて近い

 アリオンを扱っているトヨタ店営業マンに聞くと、

「アリオンがプレミオと競合することはあっても、カローラと競合することはこれまでなかった。カローラにアリオンの代わりが務まるとは思えないので、今後アリオンを所有しているユーザーの受け皿がなくなってしまう」と、大幅な車種統合が進むなかで、販売店の現場からは、否定的な声も聞こえてきます。

 新型カローラが3ナンバーになったボディサイズのネガ以上に、コロナ・カリーナ・プレミオ・アリオンの系譜よりも、カローラは下位の車種であるというイメージが固まっています。

 そのため「5ナンバー高級セダンに乗っている」という思いを持ったプレミオ・アリオンユーザーにそのままカローラが受け入れられるかは、甚だ疑問というのです。

 しかしながらトヨタは、カローラにコロナの歴史を背負わせる決意をしたようです。今後カローラ店から飛び出して、高級チャネルのトヨタ店、トヨペット店で取り扱われるカローラが、どのように変貌していくのか注目です。

◆  ◆  ◆

 トヨタ4チャネルでの全車種取り扱いは、これまでのチャネルのイメージを払拭し、オールトヨタで戦う姿勢の表れでもあります。

 しかし、歴史を築き、強いイメージを持ってきたコロナの系譜を廃止することが、トヨタのセダンイメージに与える影響は大きいと思います。

 新型カローラが、これからどのようなイメージ戦略で販売をしていくのか、これまでのような大衆、量産のイメージでは、コロナの伝統を壊してしまうことにもなりかねないでしょう。

【画像ギャラリー】伝統はここから始まった!! コロナ&プレミオ/アリオンの系譜

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