道路に詳しい清水草一氏に聞いてみた
道路に関連する自治体、省庁の回答はよくわかったので、最後に道路にもとても詳しい清水草一氏に最終的な判断を聞いてみた。
――年度末に道路工事が増えるという印象は間違いですか?
うん、増えていないね。
――でも世間一般で予算消化のために、なんて言いませんか?
もうかなり前のことだけど、まずいまは景気促進のためにも道路工事を前倒しして、早い段階で進めてしまおうという動きがあるんだよ。それに道路予算が潤沢で余り過ぎているなんて認識は違うかな。
――昔のイメージのままだということですか?
そうそう、昔はたしかに年度末にかけて増える傾向はあったけど、いまはそれはもうないよ。
■専門家の意見をまとめると
年度末の予算消化をするほど現在は道路予算が潤沢ではない。さらに景気対策でなるべく早く道路工事に着工すること方針があり、わざわざ年度末にする意味はない。
結論としては年度末だけ工事が増えているという認識は、昔のイメージを引きずっているだけで、現状では年度末意外にも工事時間数は多い。
また役所としても同時タイミングで工事を済ませたい気持ちはあり、現実として業者を都合よく集められない問題もあるようだ。
無駄な工事はしないべきなのは当然だが、安全で快適な道路づくりはクルマ生活には欠かせないもの。工事渋滞があったとしても工事中の作業員さんに感謝しつつ、ドライブを楽しみたい。
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