「見分ける」というより「嗅ぎ分ける」
東名高速神奈川県内であれば管轄担当は神奈川県警高速隊。厚木インターチェンジに基地があるのですが、本隊は東京料金所のところにあって、所属パトカーは川崎ナンバーです。
ただし東名高速大井松田インター〜御殿場インター間は静岡県警との共同管轄エリアとなっているため、静岡県警の沼津ナンバーも活動しています。
パトカーマニアは念のために相模ナンバーや横浜ナンバーも警戒の対象としていますが、これが千葉ナンバーだったり浜松ナンバーだったりしたら「対象外」と判断するわけですね。
そうそう、実働する覆面交パには希望ナンバーを付けている車両もあるから、「練馬330」みたいな希望ナンバー区分でも警戒度を下げちゃあなりません。
一般道でも基本的には同じパターンで「空気感」を察知して見分ける……というよりも「嗅ぎ分ける」のであります。
ある程度目が肥えてくると、これが「見えてくる」から不思議なモノです。クラウンだけではなく、最近ではマークXの覆面交パも多数導入されているのですが、これも基本的な判断要素は変わりません。
また、覆面交パ=4ドアセダンという先入観は捨て去るべきです。過去には3代目ソアラが全国的に大量導入されたことがありましたし、R34スカイライン2ドアクーペが国費モノとして大量導入されたこともありました。
都道府県警が独自の予算で導入する「県費モノ」と呼ばれるものにはもっと個性的な車種があり、埼玉県警のR32スカイラインGT-R、R33スカイラインGT-R、R34スカイラインGT-Rは名物的な存在でしたし、大阪府警にはステージアとレガシィリングワゴンの覆面交パが現役として活動中です。
そうそう、都内を管轄する警視庁ではマークXのモデリスタスーパーチャージャーモデルを大量15台、都費で購入してすでに配備済みです。
活動中の姿も報告されているのでお気をつけあれ。というより、見かけたら拝みましょう。お疲れさまです。
最後に、最近になって実戦配備が開始された現行型S210クラウン覆面交パについて少しだけ。
まだ台数が少なく目撃情報も少ないため、詳細が不明な点も多いのですが、ハッキリ言えることは、これまでのクラウン交パでは「あり得ない」とされたアスリート顔だということです。
あの大型グリルにLED前面警光灯がビルトインされていて、これがまず目立たない。ボディカラーも白、黒、紺、銀と何でもありなのだから、やはり見分けは動き方から判別するのがイチバンといえるでしょう。
以上、本企画担当による、覆面パトカーの見分け方でした。
【覆面パトカーの反転灯出現シーン動画】
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