時が経っても色褪せない『優良モデル末期車』ベスト5
そこで推奨度の高いモデル末期車を挙げてみたい。その一番の条件として、時間が経過しても色褪せない独自の魅力を備えることがある。2つ目は発売後に地道な改良を受けていることだ。
例えばN-BOXは、前述のように軽乗用車では最大の室内空間を備え、2011年の発売後、2012年には燃費を向上させた。
2013年には低速用の緊急自動ブレーキを設定して、燃費をさらに改善させている。2015年には後席のスライド機能を加え、燃費を再び向上させた。モデル末期まで商品力を保つには綿密な改良が必要だ。
1.トヨタ エスティマ
独特の個性で注目されるモデル末期車として、エスティマがある。卵型の外観は類似車種が存在せず、時間を経過しても古さを感じない。
緊急自動ブレーキのトヨタセーフティセンスCも追加装着した。
2.三菱 デリカD:5
同じく個性的なミニバンとしてデリカD:5も挙げられる。プラットフォームや4WDシステムはアウトランダーと共通性が高く、悪路の走破力はミニバンのナンバーワンだ。
ミニバンで唯一のクリーンディーゼル搭載車も追加した。独自の魅力があってファンも多く、発売から10年を経過した今でも売れ行きは安定している。
3.トヨタ マークX
セダンではマークX。ハイブリッドやターボは用意されず、V型6気筒の2.5L/3.5Lエンジンにはアイドリングストップも付かない。
その代わり後輪駆動車らしいバランスの良い運転感覚を熟成させ、250Gの価格は追加装着された緊急自動ブレーキのトヨタセーフティセンスPを含めて291万6000円だ。後輪駆動のセダンでは価格を割安に抑えた。
4.日産 GT-R
スポーツカーはGT-R。発売から10年を経過するが、改良を頻繁に行って走行性能や乗り心地を向上させ、ノイズや振動は低減した。
価格は発売時点では777万円(消費税は5%)。今は最も安価なピュアエディションが996万840円だから、約219万円値上げされたが(比率にすると28%の増額)、それに見合う商品力を備える。
5スズキ ジムニー
そして発売から約20年を経過しながら、魅力の色褪せない代表車種がジムニーだ。今でも日本の狭く曲がりくねった林道や悪路では、最高の走破力を発揮する。
定期的に改良を加えてきた効果も大きい。類似車がまったく存在しないことも古さを感じさせない理由となる。
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