100万円台で買える(200万円以上の価値がある)お値打ち車5選【300万円級、400万円級も登場!】

まずは本企画に登場するベスト5をお見せします!

1位:ホンダS660β 198万円(6速MT/CVT)

2位:スズキジムニーXC 162万5400円(4速AT)

3位:日産ノートe-POWER・X 195万9120円

4位:マツダデミオXDツーリング 198万7200円(6速MT/6速AT)

5位:スバルインプレッサスポーツ&G4・1.6i-Lアイサイト 192万2400円(CVT)

※当記事掲載写真は必ずしも本文中で指定したグレード、オプション装着の車両と一致するものではありません(車種、型式はもちろん同じものです)。ご注意ください

文:渡辺陽一郎 写真:池之平昌信、平野学、SUZUKI、MAZDA、SUBARU


■車の価格は20年前より1.4倍になっている!!

最近は緊急自動ブレーキを作動できる安全装備が充実して、環境性能も向上したことなどにより、Kる馬の価格が以前よりも高くなった。1990年代の中盤には、ステップワゴンなど2Lエンジンを積んだミニバンの売れ筋価格帯が180〜200万円だったが、今は250〜280万円だ。クルマの価格は20年前の1.3〜1.4倍になった。

安全装備の充実や環境性能の向上は大いに歓迎されるが、所得は増えていないどころか、逆に減っている。初代ステップワゴンが200万円前後で販売されていた1996年頃は、日本の給与所得者の平均年収は460万円前後だったが、今は約420万円だ。

クルマの価格が1.4倍になって給与が1割減少では、買うクルマを小さくするしかない。いわゆるダウンサイジングの原因として、クルマ離れとかクルマの白物家電化を挙げることが多いが、本当の理由は車両価格の上昇と給与の減少にある。カッコ良くて楽しいクルマに乗りたいユーザーは今でも多いが、価格と給与のバランスがそれを許さないわけだ。

そこで20年前のステップワゴンと同等の価格、つまり200万円未満で買える、それ以上の価値を備えたクルマを考えたい。これを見つけられれば、1.4倍の価格アップも怖くない。コスパなクルマの王道を探ろう。

選ぶ時の基準は、突出した特徴があることだ。突出したクルマは類似商品が少なく、価格の相対評価が難しい。要はクラスレスの商品になり「このクルマには200万円以上の価値がある」と定義付けをしやすい。


■ホンダS660β 198万円(6速MT/CVT

1位はホンダS660で、βの価格は198万円(6速MT/CVT)だ。今の日本車で、エンジンをボディの中央(座席の後ろ側)に搭載する本格ミッドシップスポーツカーは、同じホンダのNSXと軽自動車のS660のみになる。この点だけでも200万円以上の価値があるだろう。

そしてコーナーの多いサーキットや峠道では、価格が300万円に達する2Lクラスのスポーツカーを相手に、互角以上にバトルをすることも可能だ。つまりS660の価格は200万円以下でも、走りの価値は300万円に匹敵する。


■スズキジムニーXC 162万5400円(4速AT

2位にはスズキジムニーを挙げたい。価格は上級のXCが162万5400円(4速AT)だ。耐久性の高いラダーフレームのシャシーに車軸式サスペンションを装着して、最低地上高は200mmに達する。しかもホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2250mmと短いから、悪路の激しいデコボコも乗り越えやすい。

4WDには速度を落として駆動力を増強できる副変速機が備わり、ターボの装着と相まって悪路の走破性能は世界的にもトップレベルだ。

特に日本の狭く曲がりくねった林道では、400万円のLサイズオフロードSUV以上の機動力を発揮する。つまりジムニーのSUVとしての価値は200万円を軽く上まわり、400万円級ともいえるのだ。

■日産ノートe-POWER・X 195万9120円

3位は日産ノートe-POWER。売れ筋となるXの価格は195万9120円だ。JC08モード燃費が34km/Lの低燃費も魅力だが、メカニズムに注目したい。エンジンは発電機を作動させ、そこで生み出された電力がモーターを駆動する。つまり発電機とモーターを別個に搭載する凝ったシステムが備わり、モーターはリーフと同じだ。

運転すると、エコ/パワーモードでは、アクセルペダルを戻すと同時に回生充電を開始する。従ってアクセル操作だけで速度を自由に調節できる。この運転感覚はBMWのi3(509万円以上)に似ているから、凝ったハイブリッドと併せて200万円以上の価値があることは間違いない。


■マツダデミオXDツーリング 198万7200円(6速MT/6速AT

4位はマツダデミオのクリーンディーゼルターボを搭載したXDツーリングだ。価格は198万7200円(6速MT/6速AT)。実用回転域の駆動力が高いディーゼルの運転感覚と、上質な内外装が魅力だ。燃料代も抑えられ、軽油価格の違いまで含めるとハイブリッド並みに安い。そうなれば200万円以上の価値が備わる。

また同じエンジンを搭載するマツダのアクセラスポーツ15XDプロアクティブが243万円、CX-3の同グレードが260万2800円という価格設定を見ても、200万円以上の価値があると判断できる。デミオとアクセラの差額は30万円、CX-3と比べても35万円程度が妥当になるからだ。デミオはライバル競争の激しいコンパクトカーとあって価格を割安にしており、そこを補正しただけで価値が200万円を超える。


■スバルインプレッサスポーツ&G4・1.6i-Lアイサイト 192万2400円(CVT

5位はスバルインプレッサスポーツ&G4だ。1.6i-Lアイサイトの価格は192万2400円(CVT)となる。アイサイトバージョン3や歩行者保護エアバッグは標準装着した。

ライバル車のアクセラは15Sが192万2400円で、7インチのディスプレイは備わるが、車間距離を自動制御できるクルーズコントロールなどは装着されない。

オーリス150Xは189万2945円だが、緊急自動ブレーキを作動できるトヨタセーフティセンスC、サイド&カーテンエアバッグ、アルミホイールなどは全部オプションになってしまう。

しかもインプレッサ1.6i-Lアイサイトは排気量が100cc大きいから、ライバル車との価格バランスでいえば、少なくとも215万円の価値はある。

以上のようなコスパ度数の優れたアンダー200万円モデルを買って、裕福な気分に浸りたい。それは厳しい時代にクルマ好きを貫く、自衛手段のひとつでもあるだろう。

 

 

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