『FRならではの操舵性』で選ぶならトヨタ86&スバルBRZ
BRZとトヨタ86も操る楽しみに満ちたスポーツクーペである。FRならではの軽快なハンドリングは大きな魅力だ。
また、最新のFA20型水平対向エンジンは、改良を行ってパンチ力を倍増した。レッドゾーンの7500回転まで軽やかに回る6速MTだけでなく、6速ATもいい仕上がりである。
『実用性と走りの質』で選ぶならBMW 1シリーズ
日本の車じゃ物足りない、という人には輸入車がいいだろう。適度なプライスで、気持ちいい走りを楽しめるのは、走りに対するこだわりが強いBMWだ。
輸入車のエントリーユーザーにも最適で、バリエーションも多い。ボトムに位置する1シリーズは、走りの質がすこぶる高い、長く付き合える1台だ。50対50に近い前後重量配分で、駆動方式は後輪駆動のFRだから意のままの走りを楽しめる。
118iは最廉価グレードだが、運転が楽しく、満足度は高い。1.5Lの3気筒ターボは痛快な加速を見せるし、ドライバビリティも良好だ。8速ATの採用と相まって操る楽しさは格別である。
この上に位置する118dは2Lのディーゼルターボを積む。こちらは3L級の分厚いトルクを生かし、刺激的な走りを楽しめる。次期モデルはFF車と噂されているから、今が最後のチャンスだ。
『新しい技術と走りの新鮮さ』で選ぶなら日産 ノートe-POWER
ちょっと毛色の違う選択が、ノートに加わった新しいパワートレーンのe-POWERだ。ワンペダルドライブを売りにするが、これは実際に運転してみると面白い。
e-POWERはエンジンを使って発電を行い、その電力を利用してモーターの力で走り出す。
モータードライブならではの力強いレスポンスと鋭い瞬発力が特徴で、気持ちいい加速を誰にでも引き出せる。アクセルを踏み込んだとき、クルマがスッと前に出る、力強い加速フィールが心地よい。
ノートは大人4人が無理なく座ることができ、ラゲッジルームも満足できる広さである。上級クラスから乗り換えるとインテリアの質感は今一歩だ。が、NISMOならスポーティなルックスだし、質感もちょっとだけアップしている。
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