登録車は日産が2位に浮上
さて、その軽自動車を除くとどうなるか? 【図1】は、登録車のみの国産メーカーのシェアで、日産がホンダを逆転し、2位に浮上!! 実は2016年は、ホンダがシェア14.1%、日産が13.5%だったため、登録車シェアでは日産が2位を奪還した形に。ただし、3位ホンダとの差は0.5%とかなり拮抗した争いだ。
同様に、僅差なのはマツダとスバルの4位争い。2016年はマツダが6.0%、スバルが4.5%と1.5%の開きがあった差は、0.9%にまで縮小。2016年10月に発売されたインプレッサと2017年に入って登場したXVの販売好調もスバルがシェアを伸ばした要因だ。
いっぽう、マツダが2017年に発売した新車はCX-5のみ。2018年はマツダがアクセラを、スバルがフォレスターをモデルチェンジするので、これが来年どのようにシェア争いを動かすかにも注目が集まる。
そして、王者トヨタはなんと過半数を超えるシェア55.8%という圧倒的強さ。登録車に絞ると、より一層トヨタの強さが際立つ。
軽はダイハツがトップ譲らず
そして、軽自動車だけの販売シェアが【図2】。シェアはダイハツ、スズキの順で2強。面白いのは登録車を含めると、スズキがダイハツを上回っている点。これはスイフトやソリオの存在が大きい。
「より軽に特化しているダイハツ」と「軽含め小型車に定評あるスズキ」という特長がデータにも表れているといえる。
いっぽう、N-BOXが圧倒的1位のホンダは3位で軽シェア18.6%。今後、ホンダがダイハツ・スズキを上回るためには、「N-BOX以外の軽」でもダイハツ・スズキ以上に軽自動車ユーザーに応える車作りが必要。やはりダイハツ・スズキの軽の牙城はかたい。
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