冒頭にはとても刺激的なテーマを掲げているが、バッテリーEV(BEV)ブームの中で、筆者はこんな視点を持っている。一部のメディアが報じている「BEV路線のハシゴを外したのが合成燃料だ」との主張だが、実はその逆ではないか、というのが私の視点だ。ここでは合成燃料の現在地と歴史を振り返りながら、「BEV」と「合成燃料」の関係を考察してみたい。
文/清水和夫、写真/Adobe stock、アウディ、ベストカー編集部
(編集部注/本稿は『ベストカー 7/10号』初出の短期集中連載第1回『清水和夫 日本のクルマ界は生き残れるか?』の再録となります)
コメント
コメントの使い方こんなトヨタお抱えメディアで一生懸命水素やエンジンの生き残りの妄想を書いても意味ないでしょ。なんでこんな極東の島国で一生懸命ありもしない水素の未来なんか語ってんの?水素なんか電気分解で作るくらいなら電気のまんま使いましょうよ。。
日本にもありましたよ戦後。木炭自動車と言って、木炭を不完全燃焼させてCOガス取り出し、シリンダ-に送り、燃焼させたあの木炭自動車。
名前は良いんですが、普及の大きな障害として高価格なのがあります。
例えばスーパー耐久での使用を大々的に謳っているマツダでも、レース全体での使用率はほんの2割ほど。残り8割は通常の燃料です。
高い、性能も劣る、大量確保も難しい、これらを早く解決しないと政治によりEV強制が決まってしまいますね。