■氷上性能従来比14%アップという超絶進化もおすすめの理由
お次は氷盤試験路での試乗だ。この氷盤試験路はTTCHが誇る最先端設備で簡単に例えるならばスタッドレスタイヤ開発専用のスケートリンクみたいなもの。
常に一定の路温がキープされており、シビアなコンディションをずっと維持できる。近年のアイスガードシリーズはこの氷盤試験路で進化を遂げているのだが、今回はプリウスを使いアイスガード6とアイスガード7の乗り比べをすることができた。
同じ場所で同じ速度からのフルブレ―キング、そしてやんわりブレーキングをそれぞれ試してみた。アイスガード6でもバッチリ止まる安心感はあるのだが、アイスガード7はアイスガード6よりも50~100cm手前で止まることができた。
たかだか50cmと思うなかれ。雪国に住んでいて日常的に凍結路面を走るドライバーであれば、この50cmがいかに大きな進化かより実感できるはず。カタログ性能としての氷上性能はアイスガード6の14%アップとのこと。
開発を担ったエンジニアに「ここまで進化させるのって99%を99.1%にするようなものですよね?」と聞いてみた。
「まさにそのような体感です(笑)。もう極限にまで到達したと思っても必ず進化の余地はあります。今回も新製品をこうして体感していただいていますが、今この瞬間も更なる新製品の開発は続いていきます」。
2021年現在、国内最強スペックスタッドレスタイヤといっても過言ではない横浜ゴムアイスガード7。2021年冬のおすすめスタッドレスタイヤ最右翼だ。
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