コーティングは撥水か親水か最終結論!?シュアラスターの超人気3製品を実体験テスト【やればできる中年オヤジのカーメンテ】

■撥水タイプの「ゼロドロップ」はどんな特徴がある?

撥水タイプのコーティング剤「ゼロドロップ」スプレータイプでとても塗りやすい。今回は洗車後水滴を拭き上げた乾いた状態で施工した
撥水タイプのコーティング剤「ゼロドロップ」スプレータイプでとても塗りやすい。今回は洗車後水滴を拭き上げた乾いた状態で施工した

 説明書には洗車後、50㎝四方に1スプレーし、塗り延ばしてくださいとあり、濡れたボディでも水滴を拭き取ったボディでも使えますと書いてあります。

 また、濡れたまま施工する場合は、クロスをこまめに絞りながら拭きとってください、とか、乾いたクロスで拭き上げると仕上がりがよりよくなりますとありました。

 ニュアンスを汲み取り、洗車後の水滴を拭き上げた乾いたボディに4プッシュして液が乾く前に拭き上げていき、仕上げとして乾いたマイクロファイバークロスで拭きあげていきました。

 成分は、電荷水、ガラス系特殊シリコーン(撥水タイプ)、天然高分子化合物、耐紫外線性向上剤。白濁状の液体で塗りやすく、特に拭きムラや拭きスジが発生してしまうということもありませんでしたね。

 ちょっと気になったのは、どれくらい耐久性があるのか、ということ。説明書を見ましたが、書いておらず、1ヵ月に一度以上の施工をおススメしますとだけ書いてありました(見落としでしたらすみません)。耐久性は1ヵ月ということなんでしょうか?

■親水タイプのゼロウォーターは?

 続いて、撥水タイプと違ってシャワーをかけると、水滴がほとんど発生せず、まとまって水が流れていく親水タイプの「ゼロウォーター」です。

 撥水タイプは水がコロコロと落ちていくのは気持ちいいんですが、イオンデポジットができやすいので、最近は親水タイプのほうが洗車の時の気持ちよさはないけど、汚れがつきにくいから、こっちにしてみるかという感じであります。

 成分は親水タイプの電荷水、ガラス系特殊シリコーン、天然高分子化合物、耐紫外線性向上剤と書いてあります。

 こちらも50㎝四方1プッシュを目安に4回、水滴を拭いた乾いたボディに塗っていき、仕上げに乾いたクロスで拭き上げていきました。

 「ゼロウォーター」、「ゼロドロップ」ともにベタっとせず、非常に塗りやすいですが、親水タイプの液のほうが白濁具合が弱く、液が薄い印象です(よく振った後に比べました)。

 こちらも特に耐久性については触れられていませんが、1ヵ月に1回以上の施工をおススメしますと書いてありました。

■さらに高撥水のゼロプレミアム

一番左が6ヵ月耐久を謳うシュアラスターゼロプレミアム
一番左が6ヵ月耐久を謳うシュアラスターゼロプレミアム

 3つ目は、パッケージに究極の「艶、光沢、耐久性」を実現した、プレミアムコーティング」、6ヵ月耐久と書いてある「ゼロプレミアム」。これは期待できそうですねえ。

 先に紹介した2製品とは、「水滴を拭き上げた後、50㎝四方を目安に1プッシュして塗り延ばしてください」、(濡れたボディでも使えます)と、説明書きがちょっと違っています。あ~、これは乾いたボディにスプレーしたほうがいいんだなと読み取りました。

 「ゼロドロップ」と何が違うのか成分を見ると、水染みがつきにくいといわれるレジン(ケイ素系レジン)が加えられています。ゼロプレミアムのボトルは緑色をしているのでよく振った後に透明のボトルに移し替えて液剤を見ると、白濁しており、液の濃さはゼロドロップと見分けがつかないレベルです。

 このゼロプレミアムも塗りやすいですが、何よりも艶感がありました。そして一番違うのが耐久性。パッケージには「6ヵ月耐久」、3ヵ月1回以上の施工をおススメしますと書いてあります。

 耐久性についての言及がなく、1ヵ月に1回以上の施工をおススメしますと書いてあるゼロドロップやゼロウォーターとは差が付けられています。

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