電車の乗り換え案内など、多くの便利なアプリを開発しているYahoo! JAPAN。カーナビアプリも公開しており、しかも基本無料で使えるというに驚かされるが、さらにこの機能を取り込んだ究極のナビアプリが「Yahoo! MAP」だ。行き先を検索して、歩きや自転車、公共交通などの移動方法が選べるのだが、内臓されるカーナビ機能がなかなかすごいのだ。そして今回、待望のAndroid Autoに対応した!
文/ベストカーWeb編集部、写真/Yahoo! JAPAN、ベストカーWeb編集部
■充実のカーナビ機能
「Yahoo! MAP」は、目的地を見つけて、そこに行く方法を検索するアプリだ。Googleマップに近いといえばわかりやすいだろう。そしてそのルートは「公共交通」「自動車」「徒歩」「自転車」など、多くの移動方法が選べる。
また独自の機能として、「いちご狩りマップ」や「ラーメンマップ」といったテーママップが用意され、これを選択することで自分の欲しい情報を得ることができる。
使ってみて感心したのが、その細かい案内機能の使い勝手の良さだ。「歩行」~「電車移動」~「歩行」といったルートの場合、Googleマップだと歩行の部分だけ再検索しないと細かい部分がわかりにくい。
だがYahoo! MAPでは歩行中は歩行でのルート案内になり、電車に乗ると電車の情報が表示されるなど、ルートの細部がわかりやすいのだ。またYahoo!がリリースしている「Yahoo!乗換案内アプリ」などと同様に、電車案内も的確である。
カーナビの機能に関しては、「Yahoo!カーナビ」と平行して開発しているとのことで、これも高いレベルで実装している。見やすい地図表示に加えて、交差点情報や高速道路の出口情報など、ドライバーが必要としている情報が一目瞭然なのである。
案内の中止ボタンもわかりやすい場所にあるので、家の近くまで来たらすぐに切ることができるのも便利である。基本無料で使用できるので、一度試していただきたい。
■Android Auto対応でさらに便利に
「Yahoo! MAP」だが、すでにiOS版が「Apple CarPlay」に対応している。そして2023年4月12日にAndroid版が「Android Auto」に対応した。これによってすべてのスマートフォンをディスプレイオーディオに接続して、案内表示ができるようになった。
スマホと同じ操作で目的地設定やルート検索ができるほか、スマホをサブディスプレイとして使用できるのが便利だ。メインディスプレイに地図や案内ポイントを表示させながら、スマホにルート上の案内ポイントなどをリスト表示できる。
また、高速道路を走行する際は、高速道路の出入口や分岐、インターチェンジ情報をわかりやすいイラストで表示する。サービスエリアやパーキングエリアなどの情報もアイコンで表示され、ガソリンスタンドや飲食店の有無も確認できる。
さらに、「Yahoo! MAP」でナビゲーションしながら、音楽再生アプリの操作などを一つの画面で分割表示・実行できるダッシュボード機能にも対応している。画面を切り替えることなくシームレスに音楽再生を操作できるのは使い勝手がいい。
ディスプレイオーディオで使用できるマップアプリの需要は今後さらに高まりそうだ。すでに「Yahoo!カーナビ」も「Apple CarPlay」に対応しているが、今後「Android Auto」への対応も予定されている。
【画像ギャラリー】Android Auto対応でさらに使い勝手向上(3枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方ヤフー期待して使ってみたら、先行してるトヨタのMovilinkのほうが見やすくてカーナビの使い勝手に近かった。