サーキットは一般のドライバーからすると、危険が伴うはるか遠い世界というイメージかもしれない。
しかし、サーキットの極限での走行は日常のドライブであなたと同乗者を守ってくれる、と言ったらどうだろう? そんな極限で戦うドライバーが教えてくれるドライビングレッスンが現在絶賛募集中だ。
文:WEBベストカー編集部
極限世界から見えるもの
まずはメイン写真を見ていただきたい。インタープロトでの写真だが、この日は土砂降りという表現がぴったりな天候。
しかしプロのドライバーたちはなにごともなかったように走る。それはレーシングカーの車体が生み出すダウンフォースや、ハイスペックなレーシングタイヤの効果も当然あるが、それよりもドライバーたちの一瞬の判断が大きい。タイヤが滑る前に滑った時の対処を考えて、反射のレベルでクルマを安定させる。
しかし現在のレーシングドライバーたちは就学前の年齢からカートに乗り、その繊細な感覚を養っているのが現状。では、我々、一般ドライバーには無理な話なのか? 答えは「極めて難しい」だ。
しかしそれはレースで活躍するための話であって、公道で安全に快適に走るための練習はわれわれにも門戸が開かれている。
黒澤道場への入門
そこでご紹介したいのが11月18日(金)に開催される「黒澤道場」。あの黒澤琢弥選手が主宰するドライビングレッスンで、今までは若手ドライバー育成や、個人へのコーチングとして行われてきたのが黒澤道場。
つまり門外不出の特別なレッスンだったというわけ。それがなんと一般ドライバーでも受講できるようになったといのだ。
今回はドライビングの基礎を学ぶということで「止まる・曲がる・走る」を徹底的に反復練習。会場は富士スピードウェイの15駐車場を貸し切って行うから、クラッシュの心配もないし、日常では味わえないクルマの挙動を感じることだってできる。
ラップタイム向上を狙っただけのサーキットレッスンとは違い、思いどおりにクルマを動かすことが目的のレッスンなので、速くなくても大丈夫。一度自分のクルマで思わぬ動きを体験しておくと公道での「アッ!!」という瞬間も落ち着いて対処できるだろう。
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