ホンダインサイト
初代インサイトがデビューしたのは1999年で、世界最高の燃費性能を実現するという目標を具現化したモデルで、実用性や開発コストを度外視した燃費スペシャルだ。そのため万人受けするクルマではなく2006年に生産中止。
2代目は2009年にデビューして2014年に生産中止。
そして3代目が2018年に二度目の復活デビューを果たした。
それにしてもインサイトは、二度の消滅、二度の復活と世界的に珍しいクルマと言える。しかも、3代のモデルともハイブリッドという共通項はあるが、初代は2シータークーペ、2代目は5ドアハッチバック、最新の現行3代目は4ドアセダンと、すべてボディ形態が違っている。
ここまでインサイトという車名にこだわるホンダの意図は何なのか? ホンダの七不思議のひとつである。
ホンダS
ホンダの特別な車名であるS。ホンダS360→S500→S600→S800と進化を続け、ホンダのスポーツモデルの象徴として大切にされてきている。
そんなこともあり、特別なモデルにしか付けられていない。
最初に復活したのは、ホンダの創業50周年を記念するモデルとして1998年に発表され1999年から販売を開始したS2000。S800が1970年に生産中止となってから途絶えていたホンダのSが29年ぶりに復活し、ファンは狂喜乱舞で熱烈な歓迎を受けたものの、2009年に生産中止となった。
そして2度目の復活となったのが軽オープンスポーツのS660で2015年にデビュー。
Sの名を関したS2000、S660に共通するのは、発売当初は爆発的人気で長い納期で中古車にプレ値が付くなどするが、オープン2シーターという特殊なクルマゆえ、数の出るクルマではないので沈静化した後が厳しい(S660はいまだに人気を堅持)。
ただホンダが作ったこと、存在することに意味があるクルマという点は同じ魅力だ。
ホンダN
ホンダのNの元祖は、1967年にデビューしたホンダN360だ。RRが主流だった当時に画期的なFFレイアウトを採用し、広い室内とハイパワーエンジンを搭載して大人気。瞬く間に国民的ヒット車となった。
N360はNII→NIIIと進化し、NIIIをベースにした軽スペシャルティクーペが『水中めがね』の愛称で有名なホンダZだ。
大人気のN360だったが、1972年にライフにその座を譲り1代限りで絶版となった。
そのホンダのNが復活したのは、2011年に『New Next Nippon Norimono 』を開発コンセプトに掲げたN-BOXによってだ。
その後は2012年N-ONE、N-BOK+、2013年N-WGN、2014年N-BOXスラッシュ、2018年N-VANとNの車名は拡大採用され、現在ホンダの軽はフルラインNとなっている。
その新生Nにおいてけん引するのはN-BOXで、N360を凌駕する販売をマーク。N360は革新的技術、発想が盛り込まれて人気になったが、新生Nは、軽自動車にホンダの乗用車クォリティを持ち込み、その結果、軽自動車全体の底上げとなったのは大きい。
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ダイハツが2017年の東京モーターショーで出展していた小型SUVのDNトレックの市販モデルが東京モーターショー2019で世界初公開された。
ダイハツサイドでは車名については非公表としていたが、調査によりかつて存在したダイハツのコンパクトSUVのロッキーの車名が復活することが決定!!
気になるスペックは下表のとおり。最近は1780mmの全幅でコンパクトSUVと言われるなか、全幅1695mmの5ナンバーサイズの正真正銘のコンパクトSUVということで期待感は大きい。
大注目のダイハツロッキーの発表は2019年11月7日となる。
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