【新型ゴルフ、ポルシェ、フェラーリ大公開!!!】東京モーターショーに出なかった超大物輸入車たち

同社初のHVスーパースポーツ/ランボルギーニシアンFKP37

●欧州発表(公開日):2019年9月のフルクフルトショー

 同モデルはこれまで「シアン」という車名で情報が公開されていたが、過日逝去したフォルクスワーゲングループ元会長のフェルディナント・カール・ピエヒ氏に敬意を示し、ピエヒ氏の名前の頭文字と生まれ年(1937年)の下2桁を加えたシアンFKP37を正式名称とした
同モデルはこれまで「シアン」という車名で情報が公開されていたが、過日逝去したフォルクスワーゲングループ元会長のフェルディナント・カール・ピエヒ氏に敬意を示し、ピエヒ氏の名前の頭文字と生まれ年(1937年)の下2桁を加えたシアンFKP37を正式名称とした

 シアンFKP37は、63台限定生産ながらランボルギーニの将来像を示す、初のハイブリッドモデル(FKP37はVWグループの元総帥であり、先に亡くなったフェルディナント・カール・ピエヒ氏の頭文字とランボルギーニの創立年を示す)。

 カーボンモノコックなどアヴェンタドールを基本として、6.5L、V12ガソリン自然吸気エンジンのパワーを増強して785psとしたうえで、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、ランボルギーニの市販車史上最強の819psのパワーを実現。最高速度は350km/hとされる。

 電気エネルギーの回収/蓄電には、リチウムイオンバッテリーではなく、より小型軽量なシステムである“スーパーキャパシター”を採用。アヴェンタドールで使用したものを、シアンでは10倍の蓄電能力とした。

 この回生ブレーキシステムは出力34kW、ブレーキング時にスーパーキャパシターによって蓄えられたエネルギーは、動力源として130km/hまでモーターを作動させ、駆動力をアシストする。カウンタックからインスピレーションを得たというスタイリングとともにLEDによるY字型ヘッドライトを装着。

 カウンタックを想起させるテールランプをはじめ、六角形をモチーフとしたデザインを取り入れている。

 リアウイングは格納されており、パフォーマンスを向上させるために、走行中にのみポップアップする。ランボルギーニが創業した1963年にちなんで限定63台を生産予定だが、すでに完売している。

V型12気筒エンジンにハイブリッド機構を組み合わせたもので、市販車として初めて蓄電機構にスーパーキャパシタを採用。システム最高出力は819ps、0→100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/h以上とアナウンスされている。価格は税抜きで200万ユーロ(約2億4000万円)。生産台数は63台のみで、すでに完売しているという
V型12気筒エンジンにハイブリッド機構を組み合わせたもので、市販車として初めて蓄電機構にスーパーキャパシタを採用。システム最高出力は819ps、0→100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/h以上とアナウンスされている。価格は税抜きで200万ユーロ(約2億4000万円)。生産台数は63台のみで、すでに完売しているという

30台限定のEVスポーツ/ロータスエヴァイヤ

●日本発表(公開日):2019年9月8日、生産開始予定:2020年

すでにプロトタイプは完成しテストに着手しているというロータスの次期型フルEVハイパースポーツの「エヴァイヤ」。システム最高出力2000ps、システム最大トルク1700Nmを目標性能数値として掲げ、0→100km/h加速は3秒以下、ノルトシュライフェを7分フルでラップできるパフォーマンスを持つという
すでにプロトタイプは完成しテストに着手しているというロータスの次期型フルEVハイパースポーツの「エヴァイヤ」。システム最高出力2000ps、システム最大トルク1700Nmを目標性能数値として掲げ、0→100km/h加速は3秒以下、ノルトシュライフェを7分フルでラップできるパフォーマンスを持つという

 去る2019年7⽉に英国ロンドンで世界初公開され、日本では2019年9月の「Japan Lotus Day 2019」で⽇本初披露された、ロータスのEVハイパースポーツの「エヴァイヤ」。

 ボディサイズは全長4459×全幅2000×全高1122mm。4WDとして最高出力2000ps、最大トルク1700Nmを狙って開発を進めるという。

 1680kgの車重は中型クラスのEVとしては充分軽量に仕上がっている。「Type 130」というタイプナンバーにちなんで130台が限定⽣産される。

商用バンベースのMPV/プジョーリフター&シトロエンベルランゴ

●日本発表(公開日):2019年10月18日、日本市場導入予定:デビューエディションは10月19日から予約受注開始、正式デビューは2020年第三四半期

ルノーカングーの好敵手となるプジョーリフターとシトロエンベルランゴ。両側スライドドアを持つMPVだ   
ルノーカングーの好敵手となるプジョーリフターとシトロエンベルランゴ。両側スライドドアを持つMPVだ  
リアシートは6対4の分割可倒式(ベルランゴは3座独立式)となっており、奥行きは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mとなる。容量は5名乗車時でトノカバー下597L、2列目シートを倒した最大積載状態では2126Lとなる
リアシートは6対4の分割可倒式(ベルランゴは3座独立式)となっており、奥行きは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mとなる。容量は5名乗車時でトノカバー下597L、2列目シートを倒した最大積載状態では2126Lとなる
シトロエン版のベルランゴ。リフターとベルランゴのボディサイズは共通で、2列シートの5人乗りだ。ボディサイズは全長4403×全幅1848×全高1878mm、ホイールベースは2780mm。初導入される特別仕様車に搭載されるエンジンは、130ps/300Nmを発生する1.5L、直4ディーゼルターボ。トランスミッションは8速ATで前輪を駆動するFF車
シトロエン版のベルランゴ。リフターとベルランゴのボディサイズは共通で、2列シートの5人乗りだ。ボディサイズは全長4403×全幅1848×全高1878mm、ホイールベースは2780mm。初導入される特別仕様車に搭載されるエンジンは、130ps/300Nmを発生する1.5L、直4ディーゼルターボ。トランスミッションは8速ATで前輪を駆動するFF車

 プジョー・シトロエン両ブランドの商用版バンをベースとしたワゴン版MPV「リフター」と「ベルランゴ」は、2019年10月18日に発表、導入を記念した特別仕様車の予約受注が10月19日から始まっている。正式導入は2020年第三四半期を予定している。

 プジョーリヒターは東京モーターショーに出展しない代わりに、10月19~26日に六本木ヒルズで開催されたPEUGEOT SHOW 2019 -UNBORING THE- FUTURE(プジョーショー2019 -アンボーリング・ザ・フューチャー)で公開された。

 PSAプジョー・シトロエン・グループが開発した最新のEMP2プラットフォームを基本に、1.5L直4ディーゼルターボ(130ps/300Nm)と8速ATを用意。4403×1848×1844mmのボディには両側スライドドアが装備される。

 インテリアの工夫は豊富で、助手席側ではエアバッグを天井部に移してダッシュボードに物入れを設定、ルーフ前後にそれぞれ収納機能を用意。独立したリアガラスハッチなど、使いやすさへの配慮は充分だ。

 プジョーリフターの特別仕様デビューエディションのボディカラーは「ディープブルー」「メタリックコッパー」「ビアンカホワイト」の全3色展開で、価格は336万円。 デリバリーは2020年1月以降に順次行われる。

 シトロエンベルランゴの特別仕様車、デビューエディションは、Apple CarPlayやAndroid Autoのスマートフォン接続機能を有するインフォテインメントシステムを搭載。ボディカラーは「サーブル」「アクアグリーン」「ブランバンキーズ」の3色をラインナップする。価格は325万円。デリバリーは2020年1月以降、順次行われる。

 なお、残念ながらベルランゴの特別仕様はすでに予約受付を終了しており、リフターもビアンカホワイトのボディカラーは予約受付を終了し、ディープブルーとメタリックコッパーのみで残りわずかとなっている。

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