【ハスラー、フィット、ランクル…】モデル末期 買ったほうがいいクルマと待つべきクルマ

フィットはハイブリッドなら迷わず新型

 フィットは2013年の発売ながら現行型も魅力的で、安全装備や運転支援機能も相応に充実する。

 いっぽう、東京モーターショーに出展された次期型のプロトタイプは、外観と内装が個性的だ。これなら「現行型を大幅値引きで買う」判断も成り立つだろう。2019年11月中旬時点で、現行型の在庫も残っている。

 ただしハイブリッドは次期型が高機能だ。i-MMDの発展型で、エンジンは発電、モーターが駆動を受け持つため、加速が滑らかで動力性能も高まり、燃費効率も優れている。

東京モーターショー2015で世界初公開されたフィットのプロトタイプ。コンセプト、エクステリアデザインは大幅にチェンジし、ハイブリッドは特に超絶進化
新型のデザインがどうしてもいや、という人は旧型を検討する価値はあるが、ハイブリッドを購入するなら迷うことなく新型をお薦めする

モデルチェンジするとわかっているクルマは避ける

東京モーターショー2019で世界初公開されたレヴォーグコンセプト。エッジの効いたデザインは今後のスバルのデザイントレンドを纏っていて新しさを感じさせる

 レヴォーグも東京モーターショーに次期型のプロトタイプが登場した。発売は2020年後半だ。

 居住空間や荷室の広さは、2014年に発売された現行型とあまり変わらないが、プラットフォームの刷新で走行安定性と乗り心地は大幅に向上する。エンジンも新開発の水平対向4気筒1.8Lターボを搭載する。

 レヴォーグのような趣味性の強いワゴンでは、デザインや設計の新しさも大切だから、フルモデルチェンジすることがわかっているなら現行型は避けて次期型を選びたい。

2014年にデビューした現行レヴォーグは熟成されてはいるが、新型の魅力には勝てない。新しいデザインは大きな魅力だ

 このほかセダンであればフーガ(発売は2009年)やプレミオ&アリオン(2007年)、ミニバン&ワゴンならプリウスα(2011年)やエルグランド(2010年)などは、漠然と販売を続けているだけだ。選ぶ価値が乏しくなった。

2017年にビッグマイチェンされた日産フーガだが、販売しているだけという状態が長く続いているため魅力が薄くなっていることは否定できない

【画像ギャラリー】渡辺陽一郎氏お薦めのモデル末期や設計が古くても購入検討に値するクルマ

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