ディーゼルの普及に日本の技術が大貢献!?
クリーンディーゼルの登場により日本でもディーゼルエンジンは市民権を得てきているが、乗用車用のディーゼルエンジンと言えば欧州車。
欧州のディーゼル乗用車に多大な影響を与えたのがボッシュで、1997年からコモンレールシステムを供給し始めたことで一気に普及。このコモンレールディーゼルなくしては、こクリーンディーゼルは登場しえなかった。
コモンレールディーゼルは、簡単に言えば高圧にした燃料を各気筒に分配することで効率のいい燃焼を実現するというもので、アイデア自体は20世紀初頭からあったが、電子制御技術の発達により細かなコントロールが可能になったのだ。
実はこのコモンレールディーゼルを最初に商品化したのはデンソーで、1995年にデビューした日野ライジングレンジャーに世界初搭載された。
コモンレールディーゼルの搭載によりNOX、PMの低減と同時に振動・騒音の低減を実現していた。
デンソーは、トヨタ以外の自動車メーカーがハイブリッドシステムの構築に四苦八苦している時に、独自のハイブリッドシステムをフォードに供給するなどその技術力は凄い。
意外なスーパーチャージャー搭載車
過給エンジンと言えばターボが有名で認知されているが、スーパーチャージャーの歴史のほうが古い。しかし、ターボが一般化してきた1980年代以降では世界的に見てもスーパーチャージャー搭載車は少数派となっている。
日本車では1985年にトヨタクラウンがマイナーチェンジで2L、直6DOHC+スーパーチャージャーを追加したのが初搭載となったがターボのようには普及せず。
そんななか、三菱デボネアがクラウンから遅れること約2年の1987年に2L、V6のスーパーチャージャーエンジン(6G71)を追加。
トヨタはクラウンの後マークII3兄弟にも拡大採用するなどしたが、三菱はデボネアの専用エンジンだった。しかも、このエンジンはその後も搭載されず、デボネアに搭載しただけで生産中止となってしまった貴重なエンジンだ。
デボネア自体の販売台数も少なく、量産エンジンとしては超希少なものであることは間違いない。
コメント
コメントの使い方レクサス初なのか?欧州そっちの方でMT販売していたぞ、知らんのかいな??国内は初だが・・・