【イスト、ラクティス…】初代から2代目と消滅へのトリガーを引いたクルマ


三菱ディアマンテ

販売期間:1990~1995年(初代)、1995~2005年(2代目)

5ナンバーサイズに縛られていた日本のセダンにあって全幅1775mmの堂々とした3ナンバー専用ボディで登場した初代ディアマンテは大ヒット

 ミドルクラス以上のセダンマーケットはトヨタと日産がほぼ独占するなか、1990年にデビューしたのが三菱ディアマンテだ。

 初代ディアマンテは販売面で成功したが、1989年4月の税制改正を抜きには語れない。税制改正前の自動車税は、3ナンバー車は3Lまでは8万1500円だったのに対し、改正後は単純に排気量に応じたものに変更された。

 そのジャストタイミングで登場したのが初代ディアマンテで、税制改正を見越して全幅1775mmのワイドボディを採用し、ワイド&ローフォルムのセダンとして大人気となった。

 5ナンバーサイズの制約に縛られていたクラウン、マークIIといった人気セダンも大型バンパーの採用、モール類を追加して3ナンバーボディとしたが、最初から3ナンバーサイズで設計されていたディアマンテより見劣りした。

2代目ディアマンテは初代から静粛性、質感、走りのポテンシャルとも大幅進化したが、セダン受難時代に泣かされた悲運の1台といえる

 その偉大な初代の後を受け、2代目は1995年にデビュー。スタイリッシュなラグジュアリーセダンの初代に対し、ボリューム感が増しスポーティ感を高めて登場。

 270psのFFスポーツモデルの設定、自慢の4WD、ハイテク満載の装備など初代を上回る魅力を備えていた。マイチェンではGDIエンジンも搭載するなど、注目を集めたが、時代が悪すぎた。

 クルマとしての魅力は充分にあったし、買い得感の高い価格設定でもあったが、すべてはセダン受難時代に足を引っ張られてしまった悲運の1台でもある。

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