2月28~3月2日に開催される全日本ラリー選手権「ラリー三河湾2025」を盛り上げようと地元蒲郡市の小学校でラリー特別授業が行われた。助手席に6年生を乗せ校庭をラリー車がドリフト三昧! こんな経験したらラリードライバーになるっきゃない!
文・写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】エモっ!! GRヤリスがグランドで砂埃をあげながら走る姿がカッコよすぎ!!(7枚)画像ギャラリーモリゾウチャレンジカップに参戦する大竹選手と眞貝監督がやってきた!!
2月21日愛知県蒲郡市の三谷(みや)小学校にTOYOTA GAZOO Racing-WRJで全日本ラリー選手権のモリゾウチャレンジカップに参戦する二人がやってきた。大竹直生選手と眞貝知志監督だ。
大竹選手はフィンランドでの武者修行経験もある24歳で、今シーズンのモリゾウチャレンジカップの優勝を期待されている。一方の眞貝監督は、46歳で昨年まで現役だった監督1年生だ。
1年生から6年生まで全校生徒210人を体育館に集めて、「ラリーって何?」から授業開始。眞貝監督はラリーの特徴を「(1)クルマが飛ぶ!?(2)一般公道で競う (3)2人で一緒に」の3つに絞って説明した。
特に(1)クルマが飛ぶ!? では、WRCで最高68mもジャンプしたことを紹介すると、子どもたちから「すげえ!」と大きなリアクションがあった。
また子どもたちからの質問を受け付けるコーナーでは、「ラリードライバーになるには?」とか、「タイヤを減らさない運転をするには?」 といった質問。
それらに加えて、英語を学んでおけば、ラリーだけでなくいろいろなことで、世界で活躍することができることや、辛い思いをした時はひとりで抱え込まずに家族や友人に相談しようといった大人になる準備の話もあって、聞いているこちらも感心させられた。
【画像ギャラリー】エモっ!! GRヤリスがグランドで砂埃をあげながら走る姿がカッコよすぎ!!(7枚)画像ギャラリー後半戦は学校のグラウンドでGRヤリスのラリー車が爆走!!
特別授業の後半戦はグラウンドでGRヤリスを使っての同乗走行体験。大竹選手の横に抽選で選ばれた6年生がドキドキしながら乗り込むさまはほっこりさせられるもの。
ビビリの男の子に友人から「大竹さんを信頼しろ!」と励ましの声がかかる。祈るような顔つきで乗り込んだ男の子だが、大竹選手の容赦のないドーナツターンから定常円旋回を経験した後は「ヤバイ、ヤバイ、楽しかった!」と乗り込む前とは打って変わっての笑顔を見せていた。
特別授業を手伝った三河湾ラリー2025のスタッフたちも「昨年初めてでしたが、今年はラリーへの理解も深まっている気がします」と手応えを感じている様子。
子どもたちがラリー特別授業に参加することは、父兄がラリーに興味を持つことでもあり、地域をラリーで活性化するヒントなのだろう。
三谷小学校の清水政秀校長はとてもユニークな方で、「教室は間違うところ。どんどん間違って成長してほしい」と語り、ラリーの特別授業もとにかくやってみようと率先して準備に当たったという。
子どもたちから「校長センセーがんばれ!」と声援を浴びながら、自らも同乗走行体験をし、「みんなのおかげで生きて帰ってこれました」と手を振って応えていた。
そして、「放課後はクルマが走ったグラウンドを生徒と一緒に整備します。それも楽しみです」
こんな校長先生を見ていると子どもたちに触れ合うことが、一番大事なことだとひとりの大人として教えてもらった気がする。子どもも大人も何かしらの思い出に残ったラリー特別授業だった。
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