さすが[ホンダ]　完成度すげぇ!!　[伝説のポケモン]の2輪がイケすぎだろぉ!!!!!!

　世界的に大人気のゲーム＆アニメコンテンツのポケットモンスターと、ホンダがミライモビリティを手掛けた!!　ホンダの技術エッセンスがテンコ盛りで、これはもう現実世界にコライドンがやって来たも同然。マジで興奮してきた!!

文：ベストカーWeb編集部 鈴村朋己／写真：ベストカーWeb編集部

ポケモンのレアキャラがモビリティに!!

「大人の本気が子供の夢になる」。トヨタ技術会は以下のスローガンのもと、世界から絶大な支持を受けている大人気ゲーム＆アニメのポケットモンスターとコラボレーションを実施した。

　トヨタ技術会は、任天堂Swichのゲームソフト「ポケットモンスターバイオレット」に登場する、伝説のポケモン「ミライドン」を模した、実物大未来モビリティを半年で製作。イベントで展示されたミライドンにまたがった子どもたちからは、多くの笑顔が溢れ出ていた。

　その様子に感銘と刺激を受けたメーカーがあった。4輪だけでなく2輪部隊もあるホンダである。

「なんてワクワクするプロジェクトなのだろう。けれど、先を越されて悔しい。私たちもやりたい。ホンダらしさを追求して」

　2024年7月、「ホンダの本気が子供の夢になる」を合言葉に、プロジェクトはスタートを切った。手がけるのは、「ポケットモンスタースカーレット」で出会うことができる、伝説のポケモン「コライドン」のカタチをした未来モビリティである。

　実は、ホンダ社内ではスムーズにプロジェクトの承認が降りたという。課せられた宿題はただひとつ。「ホンダだからこそできる、ホンダらしさ溢れる製品を作ること」だ。

　その結果、2輪パワープロダクツ事業部だけでなく、先進技術研究所より社内公募で集まった約40名の有志がメンバーとして加わり、オールホンダ体制でプロジェクトはスタートしたのだった。

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ホンダの魂が宿るオリジナルコライドン

　プロジェクトメンバーたちの想い。それは、ゲーム内に登場するコライドンの姿、動きをそのままカタチにすること。

　そして、ターゲットユーザは子供。どのようにしたら楽しんでくれるのかを研究するべく、ポケットモンスタースカーレットをやり込んだという。

　例えばカラーリングにおいては、既存の2輪車に設定されているカラーでは、コライドンを表現することができなかったため、専用色を開発。

　また、翼が開く際の動きは緩和剤でないとゲームと近い動きができないことから、ウレタン素材を使用しているのもポイントだ。

　そして、4足歩行とゲーム中にはない2輪での自立を可能にするべく、こけないバイクとして話題になった制御技術「ホンダ・ライディング・アシスト」を導入。これは、ヒューマノイドロボットのASIMOで培った技術を応用したものだ。

　完成は2025年夏頃を予定。現時点で使用目的は明かされていないものの、最終的には10km/hから15km/hほどのスピードで移動ができるように、最終調整が進められている。もちろん、ターゲットである子供の乗車も可能とのことだ。

　ホンダコライドンの現実世界で動き回る日が刻々と迫っている。ホンダの結晶が注ぎ込まれたコライドンは、日本のみならず世界中に衝撃と笑顔を与えることになるだろう。

　そしていつか、ゲームの世界のように、想像の遥か上をいく世界へ連れて行ってほしいな。

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