おススメのボケ防止のMT車:ハイゼットトラックジャンボエクストラ

なんだ軽トラじゃないかとおっしゃる方もいるかもしれない。侮っちゃいけない。いま、軽トラはアメリカで一大ブームになるほど人気を博しているのだ。
そもそも軽トラックはサイズが小さいし、小回りも利き、維持費も安く、農道など荒れ地も難なく走る。一般公道でもMTであればまるでバイクのような感覚で楽しく走れる。アメリカの軽トラブームを牽引しているのは、25年ルールをクリアしたアクティトラックとキャリイトラック、1997年以前の中古車だ。
アクティトラックは、エンジンは荷室の下、リアアクスルの前方に搭載されるミドシップレイアウトにより、前後重量配分は50:50(3代目)を実現。サスペンションは、前輪はほかの軽トラックと同様のストラットによる独立式だが、後輪は、2WD、4WDともにド・ディオンアクスルだ。ド・ディオンアクスルは、キャリイやハイゼットカーゴの一般的な車軸式に比べると、リーフスプリングを使っても足回りが路面に合わせて柔軟に追従する。
スバルサンバーは、スバルが独自開発したスポーツカー同様の四輪独立懸架方式にこだわって採用していた。四輪独立懸架にこだわったのは、ぬかるみのような悪路でも高い走破性と優れた乗り心地を両立させるためだ。リアの床下にエンジンを配置したリア駆動のRRレイアウトを伝統として継承したことから、「農道のポルシェ」ともてはやされた。
軽トラックは果樹園などで活発に利用され、傷つきやすい果物を積んで、デコボコの激しい未舗装の農道を走る。商品を守るために優れた乗り心地が求められ、足まわりを柔軟に伸縮させるアクティトラックが喜ばれた理由だ。ミドシップレイアウトであり、2人乗りであるゆえに「ミドシップ2シーター」でもある。これが、「農道のNSX」と俗称された理由だ。
しかし、ここでは価格も高いし、マニアでもないのでおススメできない。ボケ防止のMT車の軽トラとして、おススメしたいのはハイゼットトラックジャンボである。
ハイゼットトラックジャンボは、標準ボディのエクストラに対して室内高が+90mm、室内長が+270mmとキャビンを拡大。そしてなんといっても、シート背面にスペースを確保し、ゆとりをもって座れるリクライニングシートを実現したことが大きい。助手席側の足元スペースが広く、荷物や工具箱なども置くことができるし、底がメッシュ状で中身が見えるオーバーヘッドシェルフも便利だ。
メッキフロントグリルをはじめ、LEDヘッドランプ、電動格納式ドアミラー、撥水フルファブリックシート表皮、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)と装備も充実している。
実際に乗ったことがあるが、プッシュスタートスイッチが付いており、インパネ回りは安っぽくない。ジャンボであればリクライニングシートや背面スペースに荷物を置くこともできる、最新の軽トラはよくできていると驚いた。走りも楽しいし、最小回転半径は軽トラ最小の3.6mだから取り回しもしやすかった。安全性に関しても、ステレオカメラを採用した、スマートアシストも全車標準装備だから安心だ。

価格はスタンダードが102万8500円~、人気の農道スペシャルが118万8000円~、さらにハイルーフが104万5000円~、豪華装備のエクストラが119万9000円。シート背面にスペースがあり、リクライニング機構のあるシートが特徴のジャンボスタンダードが116万500円。
そしてハイゼットトラックのなかでおススメは、最上級グレードのジャンボエクストラ。CVTが137万5000円だが、5MTは5万5000円安い132万円。ボディカラーは白やシルバーではなく、ブラックマイカやカーキなどを選びたい。車中泊仕様にするなど、カーゴスペースをどうするかは貴方次第!

コメント
コメントの使い方今還暦だけど人生最後の車はスズキHA25VアルトバンMT。
今では絶滅してしまったレスポンス反応の良いワイヤースロットルでスポーツ車じゃないけど低パワーゆえに正確な操作が求められるゆえに運転が楽しい。
それでも法定速度を守らなければならない公道を走る分には十分なパワーです。
高速道路では時速100kmで走り続けても苦にならないし、このスピードでの燃費は26km/L以上走ります。
Mazda2のマニュアル車なんとか残してほしいです