GT-Rの魂を宿したスポーツツーリングワゴン
外観はワゴンスタイルをそのままに、フロントバンパーはGT-R譲りの大型エアインテークを備え、ターボ用インタークーラーへの冷却気流を最適化した。
リアアンダー部には整流効果を考慮したエアガイドを追加することで、優れた空力性能を実現した。また、大型ラジエーター+オイルクーラーを標準装備するなど、ターボエンジンの熱対策にも抜かりはない。
重量級ボディでも確実な制動を実現するため、ブレーキはブレンボ製アルミキャリパー+大径ディスク(フロント4ポット/リア2ポット)を採用。ローター冷却経路も専用設計。17インチホイールも専用品で、タイヤサイズは前後ともに225/45ZR17とし、スポーツワゴンとしてのスタビリティを高めている。
採用されたメカニズムや、専用にあつらえたアイテム群からもわかる通り、ステージア オーテックバージョン260RSは、単なるGT-Rの派生ではなく、GT-Rテクノロジーをツーリングワゴンで具現化した技術実験車とも言えるモデルだった。
家族や友人とクルージングしながら、いざとなればGT-Rのパフォーマンスを味わえる。それこそが、オーテックバージョン260RSの最たる魅力であり、理想のスポーツツーリングワゴンと称される所以といえる。

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