先日『けものフレンズ』に関するコラムを書いたところ、大変な反響をいただき(しばらく人気記事1位に君臨していました)、ありがたい反面、自動車専門誌の公式サイト記事っぽくないこともあり恐縮しておりました。
当該記事にはたくさんの感想をいただいたのですが、その中にとても心に刺さるコメントがあったので、それに関してつらつらと思うところを編集後記的に書いていきます。
ほら上司はGWで当サイトをチェックしてないはずだし! 自由に書けるし!!(重要)(なので当記事は連休明けに突然消える可能性があります)
なお今回は『けもフレ』成分は薄めです。ご容赦ください。
文:Web編集部 写真:Shutterstock.com
- ※ 当記事は諸般の事情により(以前よりさらに)予告なく消える可能性があります
- ※2 当記事は「『けものフレンズ』に自動運転とAIの幸せな可能性を見た」というエントリを読まないとなんのことか全然わかりませんし、そもそも『けものフレンズ』に興味がない方には面白くもなんともない記事なので、まずは『けものフレンズ』を見ることをお薦めします。BD購入推奨です(なお当記事には本作のネタバレ要素を含みますのでご注意ください)
- ※3 本記事は話題として殺風景なので、合間に担当編集者の好みの画像が差し挟まれますが、特別な意図があるわけではありませんのでお気になさらずに
■会社が休みなので『けものフレンズ』を見直してました(3周め)
「カバさんが、見た目でなく“何が出来るか”で評価するの、理想の上司像だな」とか、「カバンさんが他のフレンズたちに評価された“耳と尻尾がない(小さい)”、“長時間歩行でも疲れにくい”、“手先が器用”、“好奇心旺盛”という点が、動物としてのヒトの特徴なんだなぁ」とか、いろいろ学ぶところが多い作品です。
何より、愛らしいキャラクターが織りなすほんわかとしたシナリオの背骨に、ミステリアスな世界観と壮大なテーマがとおっていて、何度でも見返すたびに発見があって、ヒットすべくしてヒットした作品なんだなぁと実感しております。
あとやっぱりアルパカさんが好きです。
さておき、本企画担当編集はこの作品が刺さりすぎて、先日思わず「『けものフレンズ』に自動運転とAIの幸せな可能性を見た」という、かなり長くてウザくて自動車専門誌の公式サイトにはそぐわない考察を書いてしまったわけですが(しかも続編まで)、ありがたいことに多くの皆さまから好意的な評価をいただきました。
その中にひとつ、とても気になった、というか「そうだよなー……ホント、そうなんですよねー……」というコメントがあったので、これはぜひご紹介せねばいけないし、それについてひとくさり書いておかなきゃいけないな、と思い筆をとった次第です。
それがこちら。
AIや自動化が「効率化のために人を排除するテクノロジー」として喧伝されてるから、こういう文章はすごく響くものがある。
これを読んで、私ハッとキータッチする手が止まりました。まったくもってそのとおりどころか、私が書きながら考えていたことを、私自身よりも鋭く見通していたからです(こういうの、批評の本質だしインターネットの醍醐味ですよね)。
私が『けものフレンズ』のなかで、(ラッキービーストというインターフェースによる非接続型)自動運転車であるジャパリバスに乗って旅するカバンさんとサーバルさんとラッキービーストたちのシーンを見て、その幸せに語り合う姿に、
なぜか心の奥底にあった固くて尖ったものがゆっくりと溶解していくような気分になったのは、機械が人と動物の出会いの架け橋となっていて、技術が安心と安全をもたらす光景を、柔らかなシナリオで見せてくれたことも大きかったのではないかと思うのです。
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