PHEVはEVとは違う魅力
PHEVの魅力として、EVとは異なり、マンションに住むなど自宅に充電設備がなくても所有できることも挙げられる。市役所、ショッピングモール、クルマの販売店などに設置された充電設備で充電を行い、電気を使い切ったらエンジンを駆動してハイブリッドとして走行できる。EVで生じる、いわゆる電欠の心配がない。
PHEVを選ぶ時に注意したいのは、急速充電器の対応だ。プリウスPHEVは、急速充電器に対応しておらず、PHEV Gの価格はハイブリッドGよりも60万円高い。RAV4 PHEVは、急速充電器に対応しており、PHEV Zの価格はハイブリッドZよりも110万円高い。補助金額は85万円だから、プリウスPHEVと同じだ。
つまりRAV4のPHEVは、急速充電器を使える代わりに、ハイブリッドとの価格差がプリウスを50万円上まわる。補助金額は同じだから、この50万円という急速充電器の対価は、そのまま出費を増やしてしまう。
ちなみに今のところ、同じ車種のPHEVで、急速充電対応と非対応を選択できるタイプはない。プリウスPHEVにも急速充電器が欲しい、あるいは普通充電で十分なのにRAV4のPHEVは急速充電のみで価格が高いなど、ユーザーニーズと食い違う場合もある。このあたりもPHEVが普及しにくい原因だ。
なおPHEVは、ハイブリッドに充電機能を加えただけの仕様ではない。充電機能の追加で駆動用電池の容量も拡大され、バッテリー出力も向上して、ハイブリッドよりも動力性能を高めている車種が多い。
例えばプリウスハイブリッドのシステム最高出力(エンジンとモーターの相乗効果による最高出力)は196馬力(2WD)だが、PHEVは223馬力に増える。
RAV4ハイブリッドのシステム最高出力は240馬力だが、PHEVは329馬力に達する。このようにPHEVは、最高出力がハイブリッドよりも高く、動力性能を向上できる付加価値も魅力だ。
これらの特徴を踏まえると、プリウスPHEVが補助金の交付によってプリウスハイブリッドよりも安く買えたりするのは大きなメリットになる。自治体の補助金交付状況によっては、さらに買い得になるので、欲しい車種にPHEVの設定があるなら検討するといいだろう。
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