2代目ビッグホーン/1991~2002年
続いてビッグホーン。中古車は初代が2台、2代目が約28台流通している。ここでは流通台数の多い2代目に絞って紹介する。
2代目ビッグホーンは1991年に登場。当初は5ドアのロングボディだけで、3ドアのショートボディは1992年に追加された。
搭載されたエンジンは3.1L、直4ディーゼルターボ、そして3.2L、V6ガソリンエンジンの2種類。
ガソリンエンジン車には、ハンドリングバイロータス、イルムシャーという海外のブランドがチューニングを施したモデルを設定。
最もホットモデルの3ドアイルムシャーRSは5速MTのみが組み合わされていた。1995年、そして1998年にマイナーチェンジを行い、1998年はディーゼルエンジンがコモンレール式直噴に変更。またガソリンエンジンは排気量を3.5Lへとアップさせ、2002年まで販売された。
現在、2代目ビッグホーンの中古車の価格帯は約80万~約140万円。グレードでは後期型の3.5プレジールIIロング4WDが約6台で最も多く、次いで、3.0DTプレジールロング4WDと3.0DTプレジールIIロング4WDが約5台となる。
ホットモデルのイルムシャーはガソリンエンジン車がなく、ディーゼル車がわずか2台流通している程度だ。
ハンドリングバイロータスもわずか2台しかないが、この2台が現在100万円以上の価格を付けている。こうして見ると、ビッグホーンはハンドリングバイロータスの人気が高いというのは、昔から変わっていない。
FFジェミニ/1985~1990年
続いてコンパクトセダンのジェミニ。最終型はドマーニのOEM車だったが、中古車として流通しているのは、いすゞが生産した3代目まで主流。
そのなかで流通台数が最も多いのは5台で1985年にFFジェミニの名前で登場した2代目だ。
「街の遊撃手」というキャッチコピーともに、2台のジェミニがまるで社交ダンスを踊っているかのように街を走るTV-CFを覚えている人も多いはず。
1987年にはサイドマーカーを回り込ませた通称つり目といわれるフォグランプ一体の異型ヘッドランプを採用したほか、同時にグリル形状も変更された。
また、1986年にドイツのチューニングメーカーであるイルムシャーが手がけた1.5Lターボエンジンを搭載したスポーティモデルのイルムシャー、1988年には1.6Lエンジンを搭載し、イギリスのスポーツカーブランド、ロータスがチューニングした、ZZハンドリングバイロータスが通過されるなど、スポーティグレードを設定している。
流通している中古車もこのイルムシャーやハンドリングバイロータスが中心で、価格帯は約37万~約80万円となっている。
1990年に登場した3代目ジェミニの中古車は4台が流通していて、価格帯は約38万~約86万円でこちらもイルムシャーが中心となっている。
現在ジェミニの中古車で100万円以上のプライスが付いているのは初代ジェミニのFRモデルだけで、価格帯は約79万~約220万円。
すべて1979年のマイナーチェンジ後のモデルとなっている。グレードでは、1.8L、直4DOHCエンジンを搭載したZZ-Rが最も多くなっている。
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