CX-60を酷評しマツダ嫌いといわれた国沢光宏氏が新型CX-5を大絶賛!! なぜ新型CX-5にできてCX-60にできなかったのか? 

CX-60は改良を受けたが高い評価を受けられなかった訳

CX-60は2024年12月の一部改良で、電動パワステの制御、前後ダンパー減衰力、ナックル締結ポイント、リアサスのスプリング定数、バンプストッパー、クロスメンバーブッシュなど改良箇所は多岐にわたる。リアスタビライザーも全グレードで廃止
CX-60は2024年12月の一部改良で、電動パワステの制御、前後ダンパー減衰力、ナックル締結ポイント、リアサスのスプリング定数、バンプストッパー、クロスメンバーブッシュなど改良箇所は多岐にわたる。リアスタビライザーも全グレードで廃止

 改良しようとしたらフロントサスのアームの取り付け位置から変え、後輪駆動であるロードスターのように7.5度程度のキャスター角を付けることから始めなければならない。

 とはいえキャスター角を変えようとすれば、アッパーマウントの位置から見直さす必要など出てくる(取り付け位置を変えないならフェンダーの作り直し)、フルモデルチェンジ並みの変更を余儀なくされる。

 だからこそCX-60は何度も小さい改良を受けているのに高い評価を得られていない。

 解決策はせめてキャスターを5度台とし、動き始めが滑らかで徐々に減衰力上がっていく高価なダンパーを組み合わせることだと思うけれど、いまだに実現できていないことを考えると難しい? 

 というか、少なからぬ金額になる改良コストを投じても販売台数的に期待できないという状況なんだろう。

 そのほか、トルコンレスの8速ATから出る変速ショックをなくせなかったり、ボディサイズの割にリアシートが狭いというロングノーズに偏向したデザインコンセプトだったりするなど、クルマそのものの基本設計からしてCX-60は売れ筋から少し違う方向(それが藤原体制の狙いだった)。

 その一方で、すべて素直な初代をさらに洗練させた新型CX-5はみなさんから受け入れられるクルマだと思う。

新型CX-5の評価は高い。ハンドルの操舵力を軽くし、走り出しは軽やか。足回りはダンパー減衰の初期応答を高めたうえ、バネレートを低めにすることで路面からの突き上げを抑えた乗り心地を実現
新型CX-5の評価は高い。ハンドルの操舵力を軽くし、走り出しは軽やか。足回りはダンパー減衰の初期応答を高めたうえ、バネレートを低めにすることで路面からの突き上げを抑えた乗り心地を実現
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