日産 e-POWER は今後どう展開するか? ノート→セレナ→エクストレイル?→???


セレナ実現ならエクストレイルe-POWERも可能性大

 そしてセレナがe-POWERを搭載すれば、エクストレイルの採用も可能になる。

 現時点でもエクストレイルはハイブリッドを用意するが、JC08モード燃費は4WDが20km/Lだから、ノーマルエンジンの128%にとどまり、実用燃費も伸び悩む。そこで高効率なe-POWERを搭載するというわけだ。

 エクストレイルは2017年6月にマイナーチェンジを行い、20Xハイブリッドはリモコンオートバックドアなどを装着しながら、価格をあまり高めなかった。

 そのためにハイブリッドは以前よりも多少は割安になったが、燃費性能の不満はカバーできず、セレナに続いてe-POWERに切り替える。

写真のプレミアムコロナオレンジはノートe-POWERのイメージカラーでもあるだけに、「これがエクストレイルe-POWERです」と言われても違和感なし!?

e-POWER化できる車種は多数。そこから商品化するのは?

 技術的には2.5Lエンジンと高出力モーターの併用でエルグランドにも搭載可能だが、車種自体の人気が乏しい。開発しても売れなければ意味はないから、エルグランドのe-POWERは難しいだろう。

大型ミニバンのエルグランドも、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせれば
『e-POWER化』は可能だが……

 コンパクトカーにも同様のことがいえる。技術的にはキューブ/マーチ/ウイングロードのe-POWER化も可能だ。

 特にマーチはノートと共通の「Vプラットフォーム」を使って、エンジンも同型の直列3気筒だから流用しやすい。

 ところが今の日産は国内市場を軽く見ており、2016年度の国内販売台数は、世界販売台数の10%であった。このような事情もあり、キューブ/マーチ/ウイングロードには、緊急自動ブレーキを作動できる安全装備も採用されていない。

 ウイングロードは発売から11年、キューブは8年、マーチも約7年が経過して設計が古く、改良を施さないために売れ行きが落ち込んだ。

 そうなるとこれらのコンパクトカーでは「e-POWERの搭載は可能でも、売る気がないから設定しない」ことになりそうだ。

左は欧州ですでに販売されているマイクラ(日本で売られている現行マーチの後継)、右はキューブ。ともに技術的にはe-POWER化は可能だが、実現度は低め!?

 キューブは次期型の開発も凍結され、水面下で進んでいたコンパクトな3列シートミニバンも、2009年のリーマンショックの影響で消えたらしい。

 欧州で発売されたマイクラは、従来のマーチやノートとは違うスポーティ感覚のコンパクトカーだが、日本国内では販売しない模様だ。

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