日産 e-POWER は今後どう展開するか? ノート→セレナ→エクストレイル?→???


ジュークe-POWERは可能性あり!! 軽・セダンは難しい?

 唯一可能性があるのはジュークで、緊急自動ブレーキも追加装着した。現行型は発売から7年を経たので、e-POWERの追加搭載は考えにくいが、次期型が国内で販売されれば設定される可能がある。

 車両重量が比較的軽いので、ノートと同じ1.2Lエンジンをベースにしたe-POWERでも力不足は生じない。

グレードにもよるが、ジューク(1.5Lモデル)の車重は1200kg程度。対してノートは1.2ガソリン車が1040kg程度。エンジン排気量の違いを加味すると、“ジュークe-POWER”も期待できそうだ

 セダンについては、現時点でV型6気筒3.5Lエンジンをベースにしたハイブリッドが用意され、直列4気筒のハイブリッドは、海外を含めて消極的だ。

 今の日産は国内市場でセダンを売ることに力を入れていないから、シルフィやティアナにe-POWERが搭載される見込みも乏しい。

 軽自動車は次期型を日産が開発中で(三菱が売るのは日産製のOEM車になる)、2019年から2020年に発売される見通しだが、発電機と駆動用モーターを別個に搭載するe-POWERは高コストだから採用できない。

 仮にハイブリッドを設定するとしても、スズキの軽自動車や今のセレナが搭載するような、1個のモーターが発電/駆動/アイドリングストップ後の再始動を兼任するマイルドタイプになる。

e-POWER拡大の壁は『技術』より『販売戦略』

 以上のように日産の販売戦略を踏まえると、ノートが搭載する1.2Lエンジンをベースにしたe-POWERを転用しそうなのは、次期ジュークに限られてしまう。

 エンジンとモーターのパワーアップを行って、セレナとエクストレイルという具合だ。

 それでも日産が国内市場に本腰を入れれば、ほかのコンパクトカーやミドルサイズカーにも搭載されるだろう。

 e-POWERを搭載する新型車の動向は、技術的な課題よりも、日産が国内市場を大切にするか否かにかかっている。

最新号

ベストカー最新号

【2022年夏登場か!?】新型カローラスポーツGRを独占スクープ!!|ベストカー5月26日号

水野和敏が斬る!!「ボルボXC40リチャージ&三菱エクリプスクロスPHEV」  大人気連載の『水野和敏が斬る!!』はボルボXC40リチャージと三菱エクリプスクロスPHEVの2台を試乗&チェックしています。  この2台に共通するのは、プラグイ…

カタログ