N-WGN デイズ eK ワゴンR ムーヴ… 軽ハイトモデル王座決定戦!

■ダイハツ ムーヴ(価格帯 113万3000~178万2000円)

 最後に軽ハイトワゴンジャンルにおいて、ワゴンRに続いて古い歴史を持つムーヴ。

ワゴンRのライバルモデルで、現行型は2014年12月にフルモデルチェンジ。クラス最古参となっている

 そのため、使い勝手のよさは極められており、90度まで開くドアにより、乗り降りや大きな荷物の出し入れがスムーズにでき、たくさんの収納スペースも備える。

 走りに関しても、軽量高剛性ボディやサスペンションがいい仕事をしており、乗り心地やハンドリングが意外といい。

 しかし、土台がしっかりできているだけに、先進安全装備系が弱いのが気になる。

 緊急ブレーキを含む安全装備(スマートアシストIII)は全車に標準採用すべきだ。先進運転支援も車線逸脱警報のみ。

 現行モデルは2014年登場と古く、そろそろモデルチェンジのタイミングだ。これ以上時代遅れにならないよう、ベンチマークにキャッチアップしていく必要があるだろう。

●採点結果
・ホンダ N-WGN……100点
・日産/三菱 デイズ/eKワゴン……95点
・スズキ ワゴンR……80点
・ダイハツ ムーヴ……80点


【番外コラム】セダンモデルは一騎打ち! スズキ アルトvsダイハツ ミライース  軍配はどちらに?

(TEXT/片岡英明)

 550cc時代に数多くの神話を築いたベーシック軽自動車がアルトだ。街乗り中心の下駄グルマとして好評を博したが、2011年秋にダイハツがミライースを出すと主役の座を奪われた。

スズキ アルト…2014年12月にフルモデルチェンジされた現行型は歴代8代目モデル。価格帯86万3500~129万300円

 そこで現行の8代目モデルは本気の取り組みを見せ、燃費がいいだけでなく走りの質感も高めている。

 ライバルのミライースは2017年に第2世代にバトンを託した。現実味のない燃費競争を避け、実際の走行シーンでの安心感のある走りと経済性の高さを売りにしている。

ダイハツミラ イース…2017年5月にフルモデルチェンジされたダイハツの軽燃費スペシャル。価格帯85万8000~137万2800円

 走りのスポーティさやCVTの仕上がりなどで一歩リードするのはアルトだ。運転が楽しい5速MTや2ペダル5速MTのAGSも設定した。

 が、ミライースはデジタルメーターが見やすいし、装備も操作しやすいなど、実用性能は一歩上をいく。キャビンは後席でも開放感があり、シートヒーターが前2席にあるのも親切。荷室のビジネスデッキボードなども重宝する。

 先進安全装備は両車とも並みのレベルだが、買い得感は高いと言える。走り重視で選ぶならアルト、街中中心の快適性ならミライースの上級グレードをお薦めする。

●採点結果
・ダイハツ ミライース……85点
・スズキ アルト……83点

【画像ギャラリー】N-WGN、デイズ&eKワゴン、ワゴンR、ムーヴ…セダンモデルと合わせて軽ハイトモデルの画像をギャラリーチェック!!!

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