86/BRZは進化の途上、ファンと一緒にさまざまな方向へ展開予定
今回、会場を回って最も驚いたのが、ミニハチロクの登場だ。AE86型のスプリンタートレノの3ドアハッチバックモデルを大人が乗車可能な電動ミニカーとして再現したもの。なんと白黒ツートンの後期型GTアペックスと後期型の限定車GTアペックスブラックリミテッドをモデル化。なんと中国のGRチームによる提案で実現したものだそう。実際に会場では、専用コースで来場者も試乗することができた。
担当者によれば、中国でもAE86の人気は高いが、実際に所有することは難しい。そこでリアルな乗れるハチロクミニカーを企画したとのこと。「こだわり」は、ドリフトもできるリアルな運転感覚だ。
また視界の確保のため、ある程度の身長以上でないと難しいが、小さな子供も乗車可能だそう。まずはイベントでクルマを運転する楽しさを伝えることに活用したいとのことだが、将来的には、販売も視野に商品化も検討しているそうだ。
この他にも、電動化したAE86の新仕様として、赤黒ツートンの後期型カローラレビンGTアペックスも展示。今年完成したばかりのモデルで、白黒ツートンのものはレーシーな仕上げだったことから、パワーユニットの電動化のみ行い、できる限りノーマルに近い仕様となっており、トランスミッションも通常の5速MTを組み合わせている。これは将来のハチロクの電動車コンバートキットのスタディとして制作されたようだ。
また新エンジンをベースとしたG16E搭載のトレノ実験車も併せて展示。ハチロクベースのモデルたちが、今後、どのような展開を見せるのか、非常に興味深かった。旧車向けのパーツ供給プロジェクトの展示もあり、今年復刻させた4AGエンジン用オイルパンバッフルプレートが紹介された。こちらは、AE86だけでなく、AE111用も供給される予定だ。
スバルも用品展示を実施。2021年に発表された初代も極初期モデルは15年を経過していることから、現在も、初期型を含めた純正部品がしっかりと供給されていることをアピール。長く愛用したいユーザーに、パーツ交換による修理やリフレッシュを提案した。
全メーカーに共通することだが、モデル生産終了から一定期間が経過すると、ニーズの低い部品の製造が終了するだけでなく、材料や設備の関係で製造ができなくなるものもあるためだ。
実際、純正カスタマイズアイテムであるSTIパーツの中には、初代向けの商品で終了してしまったものもある。そこでスバルは、車検対応で純正品のアップグレードに相当するアフターメーカーの商品のディーラー取り扱いにも動いている。
参考品として、HKSの純正形状のサスペンションやマフラーが展示されていた。今後、現行型を含め、スバルディーラーで楽しめるカスタマイズの提案を行っていくというからの楽しみだ。
86/BRZはまだまだ進化の途上であり、その道のりは明るい。すくなくとも開発者やファンは、力強くそう思っている。そんな思いが感じられるイベントだった。
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