■現行セレナの売れ筋グレードと値引きは?
現行型セレナの販売構成や状況も見ておこう。
現在セレナは約70%が上級&スポーツバージョンのハイウェイスターで、グレードはG、ノーマルタイプはXがメイン。
2017年5月に追加設定した特別仕様車のVセレクションも販売構成比は全体の30%を占めており、人気は高い。ボディカラーはホワイト、ブラック、パール系が多い。
現行モデル発売後1年が経過しつつあるため、多少受注ピッチは落ちており、値引き幅が拡大加速傾向にある。
首都圏のディーラーでカーナビ、ETC車載器付だと、ひと声で25万円引き、最終的には30万円台に乗るケースが一般的となってきた。下取り車がある場合は値がつかないポンコツ状態でも5~10万円の上乗せとなっているケースが目立つ。
マイルドハイブリッド車はこれまで値引き幅がガソリン車よりも5万円程度引き締められいたが、ヴォクシー/ノア/エスクァイアが登場してから、値引き額が拡大している。
■商談でステップワゴン、ヴォクシー兄弟との競合は?
2016年8月の発売直後から約半年は、購入層のほとんどがセレナの先代および先々代モデルからの代替えで、ライバル車との競合は少なかった。
しかしその後はステップワゴン、ヴォクシー/ノア/エスクァイアなどライバル車との競合が次第に多くなっている。
セレナハイウェイスターはステップワゴン・スパーダ、ヴォクシーZS、ノアSi、エスクァイアが直接の対抗モデルとなる。
もしe-POWERが発売になれば、ヴォクシー兄弟、ステップワゴン両モデルのハイブリッドと競合するのは確実だろう。ハイブリッドモデル同士はガソリン車同士よりも競合の度合が高くなり、効果も大きくなる方向にある。
ハイブリッド&e-POWER車が出揃えば、セレナ、ヴォクシー、ステップワゴンを中心とした同クラスのトップセラー争いが一段と加速するのは確実である。
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