エルグランドにハイブリッドやe-POWERが欲しかった!
アルファード&ヴェルファイアのハイブリッドは、後輪をモーターで駆動するE-Fourのみだから、2.5Lノーマルエンジンの2WDに比べて価格が90万円近く高い。
したがって、ほかの車種に比べるとハイブリッド比率は低いが、それでも約20%は占めている。
アルファード&ヴェルファイアの場合、ハイブリッドであれば、直列4気筒2.5Lノーマルエンジン車と比べて約30%の燃費節約が可能だ(WLTCモード燃費で計算)。
購入時に納める税金も安く、アルファードS(価格は7人乗りが390万8000円)の場合、環境性能割と自動車重量税(3年分)の合計で11万円少々を節約できる。
また上級ミニバンでは、高い付加価値も求められるから、ハイブリッドのラインナップも大切だ。そうなるとエルグランドにもハイブリッドのe-POWERが欲しい。
マイナーチェンジされたエルグランドの価格を販売店に尋ねると、直列4気筒2.5L、NAエンジンを搭載するベーシックな250ハイウェイスターSが369万4900円だ。
現行型の同グレードが359万7000円だから、安全装備の充実などによって10万円弱値上げされた。
この金額は妥当だろう。ライバル車のアルファード2.5Sは390万8000円だから、エルグランドに比べて約21万円高いが、安全装備や通信機能の違いを考えるとアルファードも割高ではない。
今回のエルグランドのマイナーチェンジは、インターネット上で話題になっている。今でもエルグランドの知名度は高く、ファンも多いわけだ。
今後の日産は、国内市場を改めて見直す方針を示しているので、エルグランドにもフルモデルチェンジを実施してほしい。
最終型のエスティマは、発売から10年後に規模の大きなマイナーチェンジを実施して、その約3年後に廃止された。
エルグランドも発売から10年を経過しながらマイナーチェンジで済ませるのは気になるが、エルグランドは国内では日産ブランドのイメージリーダーになり得る基幹車種だ。大切に開発を続けて、ユーザーの期待に応えてほしい。
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