「アメリカで一番売れている車」と言っても、日本においてピックアップトラックは身近な存在ではなかった。
ところが、トヨタがハイラックスを復活させ、発表1カ月で2300台を受注するなど、今ピックアップの存在がにわかに注目されてきている。
実は、ハイラックス以外にも、日本で買えるピックアップトラックは多数存在。その中から、国産メーカーの“逆輸入車”はもちろん、本家アメリカ車の定番モデルも併せて5つのモデルを“ピックアップ”!!
(※本記事に登場する『参考価格』は並行輸入業者による価格です)
文:伊達軍曹
ベストカー2017年11月10日号
日本で買える『国産メーカー』のピックアップ
■トヨタ タコマ【参考価格:579万8000円】
フルサイズのタンドラに対し、こちらはUSトヨタのミドルサイズ・ピックアップ。ただし「ミドル」というのは北米の感覚で、全長5392mm(※ロングベッド仕様は5727mm)×全幅1910mmは、日本では充分以上に「でかっ!」と感じる。
現在販売されているのは2016年登場の3代目で、エンジンは2.7L直4または3.5L、V6。荷台にFRP製トノカバーを付けてサーフボードを載せれば、秋の日本海も(イメージ的には)真夏のLAに早変わりするだろう。
(※参考価格は『2017年モデル ダブルキャブ4WD TRDオフロード』の場合)
■日産 フロンティア【参考価格:449万円】
こちらは日産が北米をはじめとする各地で販売している“世界戦略車”的なミドルサイズ・ピックアップ。
最新モデルは2014~2015年にかけて登場した3代目のD23型フロンティア(販売国によってはナバラ)だが、2004年からの第2世代であるD40型を扱っている逆輸入車専門店も多い。
こちらは全長5220mmの全幅1849mmという、日本でも比較的扱いやすいサイズ。エンジンは2.5L直4または4L、V6だ。
(※参考価格は『クルーキャブSV 4WD』の場合)
■ホンダ リッジライン【参考価格:327万1725円】
多くの人はたぶんその車名を聞いたことがないはずの、USホンダが2005年から販売している中型ピックアップ。
本場・北米ではかなりの高評価で、「米国製のピックアップとは質感が全然違う」、「走りもすばらしい」などと絶賛されているようだ。
流通の中心は(それほど日本では流通していないが)2014年までの初代だが、2016年1月には第2世代がデビュー。こちらも北米国際自動車ショーで「北米トラック・オブ・ザ・イヤー」をさっそく受賞。隠れた実力派だ。
(※参考価格は『2017年モデル ベースグレードの場合』)
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