日産の正念場はここから!! 無事に復活できるのか???

ここからが正念場

 しかし、2シーターの新生フェアレディZは、日産の傾いた経営を立て直してくれるものではない。新生Zは、日産を取り巻く空気を換えるきっかけに過ぎないだろう。やはり、企業としてやるべきことは、売れるクルマを出すことに尽きる。その積み重ねで顧客から信頼され、日産は強くなる。

 例えば、インド市場向けのコンパクトSUV「マグナイト」を国内導入する、というのはどうだろうか。ロッキー/ライズとほぼ同じ全長のコンパクトさで、デザインもよく、キックスにはない魅力を持つ「マグナイト」は、日本でも出せば、必ず売れる。「パオ」や「フィガロ」のような、日産のパイクカーがとった販売作戦のように、期間限定や台数限定販売の形でもいい。

今後、日本市場には「ノート」「エクストレイル」「フェアレディZ」「アリア」といった新型車が控えてはいるが、全長4メートル以下のコンパクトSUVであるマグナイトも日本市場に適した一台ではないだろうか
今後、日本市場には「ノート」「エクストレイル」「フェアレディZ」「アリア」といった新型車が控えてはいるが、全長4メートル以下のコンパクトSUVであるマグナイトも日本市場に適した一台ではないだろうか

 ここからが正念場だ。おそらく、あと数週間ほどで、まさに社運を賭けた日産の新型車たちが、続々と国内デビューするだろう。日産のアウトプットを見ることができる日を楽しみにしている。

【画像ギャラリー】国内で新型がデビューする日産4モデルをおさらい!!

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