■4位 5代目R34型スカイラインGT-R(1999~2002年)……57点
第2世代GT-Rの集大成がBNR34型GT-Rだ。メカニズムは正常進化だが、レースで勝つことを重視したため、その実力は20年経った今も色褪せないほど高いレベルにある。最初は平凡に見えたデザインも、今になると悪くないと思える。当時はクルマ好きが頑張れば買える価格だったのも高評価だ。今も中古車価格が高値安定なのも凄い。(片岡)
■3位 3代目R32型スカイラインGT-R(1989~1994年)……80点
R35が世界ならR32は日本の頂点を極めた1台。バブル期に相次いで世に出た国産280ps車のなかでも主役に違いなく、レースシーンで圧倒的な速さを見せたのはもちろん、これほど関わる者すべてを熱狂させたクルマはない。個人的にも初めてドライブした時には、圧倒的な速さと操縦安定性の高さに衝撃を覚えた。(岡本)
■2位 初代スカイラインGT-R(1969~1973年)……95点
レーシング直系のS20型直6DOHC4バルブはGT-Rだけの贅沢な心臓で、ポルシェシンクロの5速MTも当時では新鮮な味わい。何の変哲もない4ドアセダンに高性能ユニットを押し込んでいるが、レースで勝つことを最優先して足も上手に練り上げた。軽快なフットワークがドラマチックな走りを演出し、神話も数多く生み出した。2種類のボディ形状の用意も気合充分だ。(片岡)
■1位 現行R35型GT-R(2007年~)……140点
リアデフをトランスミッションに内蔵し、後ろ置きのトランスアクスル方式を採用して後輪荷重をしっかりと稼ぐ。エンジンとトランスミッションが切り離されているから重いトランスミッションを低くマウントできる。超高速域(300km/hオーバー)でのエアロダイナミクスも世界トップレベルだ。(松田)
現在も依然として世界トップクラスのパフォーマンスをキープしているのだから凄い。最新のNISMOは600psを余裕でコントロールできるシャシー性能も備える。高性能車の日本代表として自慢できる存在。最終バージョンは一段と強烈なスペックを持たせるというので今からワクワクしています。(国沢)
予算を度外視した設計と電子制御技術を結集して作り上げた日本を代表するハイパフォーマンスモデル。年次改良を繰り返して乗り心地、操縦性、エンジンまで進化させたのも特徴であり魅力。世界の名だたるスポーツカーと伍して戦える日産を代表するスポーツカー。(斎藤)
世界を震撼させた圧倒的な走行性能で他メーカーに与えた影響の大きさは計りしれず。ここまでインパクトの大きいクルマはほかにない。名実ともに“最高”の日産スポーツとしてふさわしい。未来永劫、最も記憶にも記録にも残る日産車として語り継がれるはず。ファイナルエディションが出たら買おうかな……。(岡本)
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