■17位 初代プリメーラ(1990~1995年)……12点
「シートはかなり前方寄りで、フロントガラスが顔と近かったが、当時としてはバツグンの室内ユーティリティ。ハンドリングも素直で安定感があり、狙いどおりのコーナリングをトレースしていた」(松田)
■16位 5代目Z33型 フェアレディZ(2002~2008年)……13点
Z32が姿を消して2年。Z消滅の噂が流れるなかで復活したZ33。プラットフォームやエンジンをスカイラインと共有することでコストダウンし、安価に本格スポーツカーが買えるようになった。毎年Zは進化するという宣言どおり、改良が加えられ、エンジンも280psから313psまでパワーアップ。(斎藤)
■15位 6代目Z34型 フェアレディZ(2008年~)……14点
ショートホイールベース化されて操縦性にさらに磨きがかかった。V6、3.7LのNAを搭載する大排気量FRスポーツ、NISMOの最高出力はベース車の336ps力に対して355psまでアップ。3.7Lの排気量がありながら吹け上がりはシャープでNAスポーツらしいエンジンの鋭さも備える。(斎藤)
■14位 7代目S15型シルビア(1999~2002年)……17点
各々の時代において日産にはいくつもの高性能車が名をつらねたが、実はピュアスポーツと呼べる類いのクルマが存在したことがない気がする。そのなかで最も歴代車でピュアスポーツに近いのがS15だと思う。S13以降の最終進化形として完成度も高かったし、手頃なサイズのハイパワーFR車としてのポテンシャルは高く、D1GPで多くの選手が数々の好成績を残したのもその素性のよさの表れといえる。(岡本)
■12位 5代目S13型シルビア(1988~1993年)……21点
搭載するエンジンは直4でFRなので縦置き。それでいて低く長いノーズ。S13シルビアのデートカーとしてのクーペスタイリングは素晴らしいものだった。しかし、実際にドライブすると「これぞFRスポーツ!」という、ステアリングとアクセルワークでコーナーを楽しめるピュアスポーツとしての一面も持っていた。その後、ドリフト車としてもAE86レビン/トレノとともに中古車市場を賑わせた。(松田)
■12位 3代目510型 ブルーバードSSS(1967~1973年)……21点
私の日産セールス時代、時々510が点検や車検に入ってきた。当時としても510は古いし装備も質素。それゆえ軽量で加速もよく、ハンドリングも素直だった。クーペスタイルに進化したUに比べて3ボックスセダンとしての威厳があった。(松田)
S30Zやハコスカと並んで、筆者が生まれた頃に名をはせた1台。幼い頃に読んでいた自動車誌にラリーを戦ったマシンの姿がたびたび登場したことが刷り込まれ、それだけ価値のあるクルマだとずっと思っている。北米ではかなりヒットしてBMWと並び称されたほどとか。(岡本)
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