■トヨタ クラウンマジェスタ 2017年1〜10月平均月販台数 201台
「トヨタブランド」の最高峰ブランドという位置づけであるものの、レクサスにはLSやGSといったマジェスタと同グラス以上のサルーンがあるし、ショーファーカー(お抱え運転手が運転する車)とはいえトヨタにはセンチュリーもあって、やや立ち位置が曖昧になっているマジェスタ。
現行型(6代目)から専用ボディではなくクラウンのホイールベースを延長したボディを使用し、V8エンジンも廃止となってしまった(現在はハイブリッド専用車)。
そんなマジェスタも2018年初夏のクラウンフルモデルチェンジの機会に、現行かぎりでモデル消滅の可能性が濃厚。もうすぐ買えなくなるだけに、ぜひこのタイミングで試乗を!
■レクサス CT200h 2017年1〜10月平均月販台数 310台
レクサスブランドの中では最小ボディであり、値段もそれなりにこなれているCT200h。2011年1月に登場以来、丸7年となる。コツコツ進化しており、直近は2017年8月で、スピンドルグリルが大きくなったこともあり顔が派手になっている。
搭載ユニットは2ZR-FXEという、ノア/ヴォクシー/エスクァイアやC-HRのハイブリッド仕様に搭載されている1.8Lエンジン+モーターのエースユニット。走行性能も上質で積載性も高いが、モデルが古くて認知度が低いためあまり売れていない。個人的に好きなクルマなのでもうちょっと売れてほしい。
■日産 ティアナ 2017年1〜10月平均月販台数 306.9台
初代登場は2003年、2008年に2代目、2013年に現行型である3代目が登場したティアナ。最近はタクシーくらいでしか見なくなってちょっと切ない大型FFセダン。北米市場では「アルティマ」という車名で売れまくっているが、日本では苦戦中。
ライバルだったトヨタのカムリが今年華々しくモデルチェンジしてヒットしていることを考えれば、ティアナもそろそろフルチェンジして販売を回復してほしいのだが……。
そもそも日産のセダンはシーマ、フーガ、スカライン、ブルーバードシルフィと軒並み苦戦中。
日本市場でセダンを売る気が、それほどないのではないか。とはいえ無駄に正直に申し上げますと、本企画のため取材中に「そういえばまだ売ってたんだっけ」と思ってしまいました。すみません。
■日産 NV350キャラバン 2017年1〜10月平均月販台数 137.9台
トヨタのハイエースと並んで日本のバン界を支える双璧のひとつ。現行型の登場は2012年の6月で、登場以来5年半を経過するのでそろそろ次期型を期待したものの、なにしろ現行型がキャラバンとしては11年ぶりのフルチェンジなので、次期型登場はまだ先になりそう。
とはいえ2017年7月のマイチェンで「アラウンドビューモニター」や「エマージェンシーブレーキ」など、安全・快適装備を充実させている。こういうクルマをキチッと進化させるところはえらいなと思います。はい。
コメント
コメントの使い方