【トヨタ、マツダらが発売したが…】今こそこういうクルマがほしい!! 6選


■マツダボンゴフレンディ 1995年6月〜2005年12月

マツダ ボンゴフレンディ
マツダ ボンゴフレンディ

 マツダが発売していた背の高いミニバンで、ボディの上部に装着されたオートフリートップが特徴だ。電動でテントが昇降して、大人2名の就寝スペースを確保する。今は道の駅などが普及して、車中泊を楽しむユーザーが増えた。

 今後、高齢になってリタイアする人が増加すると、オートフリートップのような装備が一層求められるだろう。

 今の「魂動デザイン」のマツダは、ミニバンと相性が悪く、プレマシーやビアンテのユーザーを切り捨ててしまう。CX-8は3列シートのSUVだが、ボディが大柄で価格はプレマシーの約2倍だから、乗り換えの対象にはなりにくい。

 そこでスポーティな「魂動デザイン」に基づく従来の新世代商品群とは別のシリーズを設けて欲しい。リラックス感覚がテーマで、主に背の高いコンパクトカーやミニバンをそろえる。

 この中にオートフリートップ装着車があれば、ユーザーの幅は大きく広がるだろう。オートフリートップは、今こそ求められている装備だと思う。

■トヨタプログレ 1998年5月〜2007年8月

トヨタ プログレ
トヨタ プログレ

 プログレは直列6気筒の2.5Lと3Lエンジンを搭載するミドルサイズの高級セダンであった。全長が4500mm、全幅が1700mmのボディは、水平基調でシンプルなデザイン。

 「物足りない」という声もあって後にフロントマスクを豪華にしたブレビスも追加するが、プログレは威圧感を周囲に与えない貴重な高級セダンだった。

 ボディサイズが適度で視界と見切りが良いから、狭い裏道や駐車場でも運転がしやすい。採光が優れているために車内は明るく、柔軟な乗り心地と相まってリラックスできる快適性を備えていた。

 走行安定性はいま一歩だったが、そこは現代の技術で快適性との両立を図れる。今後は高齢のドライバーも増えるので、安全に直結する視界の優れた適度なサイズの高級セダンが欲しい。

 逆に後方を含めて視界の悪いクルマは、どれだけ安全装備が充実していても「本質的に安全なクルマ」とはいえない。この観点で判断すると、メルセデスベンツやBMWにも落第する商品が多い。

 そしてプログレの外観は、今でも古さを感じさせない。それは視界が良くて運転がしやすいという、人が扱うクルマにとって普遍的な価値を備えているからだろう。

(編集部註:本企画にご満足いただいた方は、兄弟企画である「10年早かったクルマたち」もぜひご覧ください)