手の込んだ作りこみがなされた専用インテリア
キックスAUTECHのインテリアには、ブラックとブルーの本革が使用されている専用ステアリングホイールを始めとして、ダッシュボードにもブルーのステッチが施されるなど、専用ブルーとブラックの組み合わせが多用されており、おしゃれな雰囲気となっている。ベース車と比べて、遥かにジェントルで落ち着いた印象だ。
レザレット(合皮)シートも、専用ブルーとブラックで彩られており、波目のような模様のシートクッションは、本革シートに比べて柔らかく、表面は「もちもち」とした触感がある。
サポート性も高く、身体が「スポッ」とハマるような印象があり、使い込んでいくほど馴染んでゆく本革シートとは違って、最初から身体にフィットする。やさしさすら感じる良いシートだ。
またAUTECHロゴの入った、ブルーのフロアマットやラゲッジマットなども用意されており、これらを取り入れることで、車内の雰囲気をさらに、AUTECHの世界観で統一することができるだろう。
意外にも「日産車との喰い合い」はそれほどない
AUTECHジャパンによると、AUTECHブランド車への乗り換え需要は、セレナやエクストレイルは上級車種(LクラスセダンやミドルクラスSUV)からのダウンサイジングが多く、ノートやリーフは輸入車(MクラスセダンやCセグハッチバック)からの乗り換えが多いという。
日産圏内で喰い合いが起きているわけではなく、AUTECHブランドには、外部からの乗り換えを呼び込むだけの、「強い魅力」があることを示しているといえる。
後からカスタムするよりも、遥かにリーズナブル
販売は1グレード(2WD)のみ、車両本体価格は税込311万4100円。ベースとなるキックスの「X」グレード(275万9900円)に対し、35万4200円高い値付けとなる。
専用のエクステリアとインテリアパーツに加えて、キックス専用の17インチアルミホイールが含まれると考えれれば、後からカスタムしていくよりもはるかにリーズナブルであり、なおかつ、特別仕様を所有する満足度も高い。
キックスAUTECHは、ベース車キックスのフットワークの良さと上質な走り、そして、高品質なカスタマイズカーが好きな方には、ぜひともお勧めしたい一台だ。発売開始は2021年3月3日からの予定だ。
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