残念! 日本未発売だった海外限定コンプリートカーの魅力とは?


ランサーエボリューションX FQ-440MR (イギリス限定)

三菱自動車のイギリス進出40周年を記念して、2014年にイギリス限定で販売されたランサーエボリューションX FQ-440MR。HKSのターボチャージャーを装備、最高出力は440ps/57.0kgmにパワーアップ

 2014年に40台限定のイギリス専売という形で発売されたランサーエボリューションX FQ-440MRは、三菱自動車のイギリス進出40周年を記念したモデルである。

 その内容は、エンジンではHKSのターボチャージャー、マフラーなどの吸排気系の変更、専用ECUへの変更といった、チューニング業界でいうターボチャージャー交換で武装。

 スペックは、日本仕様の標準車の最高出力300馬力&最大トルク43.0kgmから、同じ2L、直4ターボのままで最高出力440馬力&最大トルク57.0kgmにパワーアップされた。

 車体の強化もアルコン製のブレーキやアイバッハ製のコイルスプリングの採用など抜かりなく、前述したインプレッサWRX STI CS400と似た部分もあるモデルである。

 また2015年の東京オートサロンには三菱自動車がランサーエボリューションX ファイナルコンセプトという、エンジン関係以外にサスペンションもHKSのパーツで強化したモデルを出展したことがあり、FQ-440MRはこのファイナルコンセプトにも通じるところを持つモデルでもあった。

スイフトスポーツカタナ(オランダ限定)

2019年にオランダで30台限定販売されたスイフトスポーツカタナ。『西部警察 パートⅡ』にて鳩村刑事の愛車として登場した1100ccの大型バイク「カタナ」を想起させる

 大型サイズを中心としたスズキのオートバイである1981年に登場した「カタナ」は日本刀をモチーフにしたデザインなどで人気となった名車で、その新型車も2019年に復活している。

 ちなみに、最近残念ながら解散となった石原プロモーション製作の伝説的な刑事ドラマとした未だにファンの多い『西部警察のパートⅡ』以降で館ひろし氏演じる鳩村刑事が乗っていたバイクも1100ccのカタナだった。

 そのバイクの「カタナ」の復活とスイフトスポーツとのコラボレーションにより2019年に30台限定でオランダにて販売されたのがスイフトスポーツカタナである。

 スイフトスポーツカタナはバイクのカタナに通じるシルバーとブラックのボディカラーをそれぞれ15台限定で設定し、ボディにはバイクのカタナを思い出させる漢字の「刀」の文字を含んだラッピングなどが施された。

 機能面では、車高が下げられたほか、専用マフラーの装着に加え、ミシュランパイロットスポーツ4のタイヤと組み合わされる1インチアップの18インチホイールもオプションで設定。インテリアもレザーとアルカンターラのコンビとなるシートなどでドレスアップされていた。

 当時の価格は日本円で約357万円だった。なお2020年の東京オートサロンではスズキがスイフトスポーツカタナの影響を受けていると思われる、バイクのカタナのシルバーのボディカラーに塗られ、スイフトスポーツのボディを大幅に拡幅するなどしたスイフトスポーツカタナエディションを出展した。

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