クセ者=個性派。日本には意外とこの手のクルマが多く、平成時代も百花繚乱、実にユニークなクルマが数多く生まれたものだ。
それは逆に言えば、「人が物を買わなくなっていく」という時代の変化のなかで、どうにか消費者を振り向かせようと試行錯誤を重ねた結果なのだろう(それが商業的成功に結びついたかどうかはさておき)。
クルマやクルマづくりがまだまだ自由だった時代に生まれたスターたちをご紹介。
※本稿は2021年1月のものです
文・写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年2月26日号
【画像ギャラリー】記録よりも記憶に残った!? 平成のクセ者たちをギャラリーでチェック!!!
■レパードベースの独創的高級クーペ オーテックザガートステルビオ(1989年)
レパードをベースに奇抜なボディをまとった高級クーペ。価格はなんと1870万円だった。
■ガルウイングドアのカジュアルクーペ トヨタ セラ(1990年)
バブルに浮かれていた時代ならではの小型ガルウイングクーペ。こういうクルマの企画が通った自由な時代の象徴だ。
■ミラが本格RVに大変身 ダイハツ ミラRV4(1992年)
3代目ミラを当時人気のRV車に仕立てたクセ者。バンパーガード、背面タイヤなどを装着。
■普通の軽自動車がタルガトップに スバル ヴィヴィオT-TOP(1993年)
スバルの隠れた名車として有名なヴィヴィオのクセ者タルガトップ車。意外なことに4シーターだった。
■トヨタが本気で作ったレトロカー トヨタ クラシック(1993年)
トヨダAA型をモチーフにした限定車。ベースはピックアップのハイラックス。
■パジェロがここまで変わるとは 三菱 パジェロJr.フライングパグ(1997年)
レトロカーブームに乗って作られた1000台限定モデル。直4、1.1Lエンジンを搭載した。
■ひとり乗りマイクロトラック ダイハツ ミゼットII(1996年)
なんとひとり乗りの軽トラックとして登場(後に2人乗り追加)。昭和の名車、ミゼットを平成に蘇らせた。
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