■読者にはまったく真意が伝わらない表現たち
【クルマの評価基準になぜかドリフトが入る】
これはいろいろと意見はありそうだが、スポーツカーでもないクルマでドリフトをしても、そんなこと読者の皆さんやユーザーにとっては別世界のお話。まあ自己満足なんでしょうな。
【スポーツカーでもないのにESPがカットできないと不満をいう】
どんなコンパクトカーでも電子制御を意地でも切ろうとする姿勢は疑問符が。電子制御になにか恨みでもあるのだろうか。「素の挙動を知りたい」という記事も多いが、それは一般ユーザーの使い方との乖離がみられる部分。
【”国産車とは文化が違う”などという発言をしてしまう】
文化が違うのは当然のこと。それはドイツに軽自動車がないことと同じだ。しかしどうも国産車を悪くいうために、理想化された欧州車の文化が創造されているような気もする。
【デザインのダサいクルマに対して”好みの分かれるところ”という】
妙な気遣いなのかデザインだけは読者に丸投げ。そこもズバッと「ダサい」といってほしい。実際に好みの分かれないクルマも数多くあると思うがどうだろうか……。
振り返ってみると担当もなんどか使ったことがあるような表現もあったが、書き手の潜在意識や、どこかで常に「〇〇のほうが走りがいい」なんて思っているのかもしれない。
本当にこれでいいのでしょうか。どんなクルマだって公平に評価したほうがいいし、上から目線で評価をするのもやめにしたい。
本誌としてはここで紹介しているような論調が繰り広げられないように、自戒を込めて特集しましたが、これからもどうすれば自動車の試乗記が面白くできるのか、日々探求していきますので、読者のみなさまよろしくお願いいたします。
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