前代未聞! 日本最北の地にある陸上自衛隊名寄駐屯地の主要車両イッキ乗りに覆面コラムニスト、フェルディナント・ヤマグチが挑む!!!
本誌『ベストカー』渾身の企画をダイジェストでご紹介!!!(動画もあるよ!)
※本稿は2021年3月のものです
文/フェルディナント・ヤマグチ、ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 撮影/平野 学
初出:『ベストカー』2021年4月26日号
【画像ギャラリー】名寄駐屯地の誇る車両、“陸自メシ”、そして取材の様子をギャラリーでチェック!!!
■フェルディナント・ヤマグチ突撃 陸上自衛隊名寄駐屯地
北海道の旭川と稚内を結ぶ都市、名寄市(なよろし・2006年に名寄市と風連町が合併)には、日本最北に位置する陸上自衛隊の駐屯地として名寄駐屯地が存在する。
北の大地を守る極寒のこの地に陸上自衛隊の基地が作られたのは旧ソ連が近かったからだが、そんな冷戦時代の“北の脅威”に対する最前線として名寄駐屯地は1952年に創設された。現在では約1700名の自衛官が勤務している。
前置きが長くなったが、本誌連載陣のひとりである覆面コラムニスト、フェルディナント・ヤマグチ氏をはじめ、ベストカー本誌編集部・渡邊と平野学カメラマンの3人で特別取材班を結成し、北海道の現地へ向かうことになった。
今回の取材で尽力してくださったのが名寄駐屯地のトップであり、第3普通科連隊長名寄駐屯地司令の山﨑潤一等陸佐だ。
一等陸佐は旧陸軍での大佐に該当する職位であり、我々取材班を旭川空港ではなんと96式装輪装甲車で出迎えてくれたのである。
そして名寄駐屯地内では数々の陸上自衛隊車両を用意してもらい、フェルディナント・ヤマグチ氏が同乗試乗に果敢にチャレンジした。
おそらく民間人としてここまで陸上自衛隊車両に同乗したのはフェルディナント・ヤマグチ氏以外にいないであろう。空前絶後のことだ。
いったい、どんな車両に同乗試乗したのか、ダイジェストでみていこう。
■99式155mm自走榴弾砲
パッと見には戦車に似ているのだが、その目的と性能は戦車とは大きく違う。この自走砲は戦車のように走りながら弾を撃つことができず、必ず停車してから射撃するようになっている。
射程距離は約40kmを誇り、車体は三菱重工製で、砲塔と手法は日本製鋼所が作っている。
■96式装輪装甲車(クーガー)
全長6.84m、全幅2.48m、全高1.85mの巨躯を誇るいかにも自衛隊車両らしさをみなぎらせているクルマ。その目的は主に兵員輸送となる。
最高速は舗装路では100km/hまで可能で、三菱製のディーゼルターボエンジンを搭載する。車体は小松製作所製。
■重装輪回送車
故障したり、泥沼にはまってしまったりなどした装輪装甲車を回収するための8輪式車両。
転落した車両をウインチで引き上げ、クレーンで吊り上げて牽引輸送を行う。96式装輪装甲車に追随するために100km/hの速度で走行可能だ。
■87式偵察警戒車
やや旧型の6輪式偵察警戒車で、6輪のうちの前4輪でステアリングを操舵するようになっている。車体については小松製作所が、エンジンはいすゞが、25mm機関砲は日本製鉄所が各々担当している。
■10式雪上車
圧雪車とは大きく異なった雰囲気を持つ車両で、非常にコンパクトな車体で履帯の幅も狭いのが外観上の大きな特徴。このボディサイズのため、73式大型トラックに積載することが可能になっている。
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……このほかにも軽雪上車、メガクルーザーベースの高機動車、UAVの操作見学や官給品でのスキー滑走まで体験。
さらなる取材の様子は3月26日発売の本誌『ベストカー』4月26日号、および『ベストカーチャンネル』での動画をチェックしてほしい!!







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