■会場を埋め尽くすZ、Z、Z…
2018年5月5日、富士スピードウェイにて今年も国内最大級のフェアレディZオーナーズミーティング「オールフェアレディZミーティング2018」が開催された。
今年の参加台数は過去最大を更新して実に915台。あまりに台数が増えたことであの広大な富士スピードウェイP7駐車場(メイン会場)に入り切らず、途中参加者は別の駐車場へ入れることとなった。
当日は快晴に恵まれ、イベントは全スケジュールを滞りなく終えることができた。ビンゴ大会、サーキット走行、ジムカーナ同乗走行など盛りだくさんの内容だったが、個人的に一番グッと来たのは豪華ゲスト陣によるステージトークショーでした。
特に今年初参加となった元日産のデザイン部門責任者である中村史郎氏の言葉。
「(会場をぐるりと見回しながら)見てみてください、フェアレディZってS30から(現行型の「34」まで)ずーっと繋がっているように見えるでしょう。いわゆるDNAが流れているように、歴代モデルはひと目でZだとわかるようにデザインされてきている。
僕(中村史郎氏)がZのデザインに携わったのは「33」と「34」で、特に「33」は、あの頃「フェアレディZの復活」と「日産の復活」が重なって語られていたんですよね(Z32が2000年に生産終了し、2年間の絶版ののち2002年にZ33が復活)。ものすごく力が入っていたし、あぁ、このクルマが失敗したらオレはクビになるなとさえ思った。それくらい力が入っていたモデルでした。
じゃあそんなクルマをどういうデザインにするかという時に、ぼくはいわゆる「レトロ」は好きではいないんですけど、それでも誰が見ても「Zだ」とわかるようなデザインは必要だなと思ったんです。
それは、これまで歴代Zに乗っていたお客さんにも「いいね、Zだね」と思って受け入れてもらう必要もあり、また新しいお客さんも取り込む必要があるんですね。
だからこそ、こういう伝統のあるモデルは、新しさの中にも「それとわかるようなデザイン」が必要になるんですね」
また毎年トークショーで観客から歓声を浴びる「Zの柳田」こと柳田春人氏も、例年どおり参戦。
「このイベントは横浜ゴムさんにご支援をいただいているんですけれども、僕を有名にしてくれたのは、雨の日のレースでした。あの時にタイヤを用意してくれたのが横浜ゴムさんだったんですね。だからこのイベントは僕にとって、フェアレディZと横浜ゴムという、2つの恩人に恩返しできる貴重なイベントなんです」
と、大変真面目でいい話を語ってくれた。
■イベント会場写真、販売いたします!!
今回のイベントに参加された皆さまには、イベントオフィシャルカメラマンが撮影した当イベントのお写真(紙焼きプリント)を販売いたします。
下記サイトへ飛んでいただき、そこでほしい写真を選んで、お支払い手続に進んでください(購入はイベント参加者に限ります)。
◎オールフェアレディZミーティング2018公式写真販売サイト
◎マイページID fairlady2018
◎アクセスコード fairlady
最後に、大盛況だったオールフェアレディZミーティングだが、来年、2019年はいよいよフェアレディZ誕生50周年の記念の年となる。まだまだ成長を続けるオールフェアレディZミーティング、参加台数1000台越えが確実となるだけに、いきそびれた皆さんは、ぜひ歴史の参加者となってほしい。
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