自分の愛車。格好いいな〜とスタイルを眺める時間は少しでも、シートに座りインパネを見たり、インパネの操作類をいじる時間は長い。それだけにインパネ、重要です。
本企画では現行モデルを対象に3つのテーマで「インパネだけ」でランキング。選者は自動車評論家 鈴木直也氏。
デザインや質感、使い勝手や演出などで評価してもらうが、価格を加味することもポイント。つまり「この価格にしてはいい!」という要素も重視する。
「後述するけど、最近の輸入車のインパネの進化の速さはヤバい。インパネでユーザーを満足させる手法を心得ている感じ。日本車も続いてほしい」と鈴木氏。さぁ、何がランクインするか!?
※本稿は2021年4月のものです
文/鈴木直也 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月10日号
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■日本車インパネだけでBEST5
価格やコスパをより重視して選んだのが日本車の5台。デザインや質感はもちろん、ユーザー視点の使い勝手も加味した。
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マツダ3もいいのだけど、一連のファミリーのなかではちょっとソフトテイストな質感とデザインのMX-30を推したい。これが1位。
フローティングコンソールなどはボルボで見慣れた手法だけど、加飾素材にコルクをあしらうなどストーリー性がある。
2位はレヴォーグ。全体的なデザインは、オシャレに徹しきれないスバルっぽさがあるのがご愛嬌。
ただ、質感や操作性についてはよく考えられていて、その辺もまたスバル的。そこに、縦型11.6インチセンターディスプレイをぶっ込んできたのが英断。
ホンダeは問答無用でノミネート。インパネ全体のレイアウトはシンプルで、表示デバイスにコストをてんこ盛り。モダンなハイテク機器っぽさと親しみやすさが同居。3位ですね。
軽自動車から一台挙げるならeKクロススペースで4位。軽は意識的にゴテゴテ感を演出するクルマが多いけど、比較的あっさり上品なテイスト。
5位はLCコンバーチブル。価格以上の素材へのこだわりはあるけど、インパネ全面に液晶ディスプレイをあしらうなどイマドキの高級車感が乏しいね。
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