■輸入車インパネだけでBEST5
お国柄もあり、デザインの方向性も操作性もさまざま。心地よさや先進性などで選出されたのがこの5台。「悩みましたね」(鈴木)
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1位のBMWのインパネは使う人を考えた「変わらない美学」。センターコンソールの「コマンダーダイヤル」、このダイヤルひとつでいろんなことが快適にできる。
またショートカットを8つ選択できる伝統のファンクションキーも便利。
さらに、例えばハンズオフが可能になるとステアリングスポークが光り、伝える。これからの時代、「光る」ことが最新トレンドです。
2位はボルボXC60。インパネ全体の質感は北欧デザインをうまく取り込んでいる。いち早く縦型センターディスプレイを採り入れ、スイッチ類を極力削減。
スマホ的にスライドやピンチ、フリックなどができ、インターフェイスとして優れているね。
3位はジープ・ラングラーで、アグレッシブさと豪快さを感じる。レバーなどはごついけど、それでいて使い勝手はいい。
4位のミニONEはナビも備わる伝統的なアイコン、丸型のディスプレイがインパネのキャラ。昔のオーディオのようなタンブラースイッチも味がある。
プジョー208が5位で、立体的に見える3次元メーターなど価格のわりには新しいことを採り入れてますね。
■斬新&個性派インパネBEST3
最後のテーマは、コスパはさほど考慮せず「斬新&個性的」で選ぶベスト3。やはり……という感じで輸入車だけの登場となるが、「Sクラスはデザイン、質感、先進性、光を操るエンターテイメント的な演出、すべてが凄い。参りました」と鈴木氏。
……インパネに満足できるクルマをどんどこ紹介してきた企画だが、このページでもまだまだ登場!
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ベンツ新型Sクラスが圧倒的な1位。1000万円台クラスを象徴するかのような大型液晶パネル。斬新さやキラキラ感、ときめきを重視したインパネデザインは素晴らしいのひと言。悲しいかな同じ価格帯のレクサスLSはすでに古臭いね。
内装のイルミネーションに驚き、ドライバーが尋ねることに対する応答を、光の色や光のデザインで表現するところが凄い。
まるでクルマ(Sクラス)が生き物で、会話している感じ。エンターテイメント的な演出が抜きん出ている。
2位はテスラモデル3で、インパネは強烈なインパクト。だってシンプルななかにiPadをポンと置いているだけ(笑)。ヒーターコントロールなどの物理スイッチまでこのパネル内に取り込んでいる。凄いです。
3位はi3。グイグイ進化する、いわば「肉食系」に対して自然素材を使った部分が個性だね。
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